システム出力680psを発揮。3.8秒の0-100km/h加速と最大40kmのEV航続距離を実現
8月13日、ポルシェは「カイエン」および「カイエン・クーペ」に最上級グレードに位置付けられる「ターボS Eハイブリッド」を設定したと発表した。
搭載されるプラグイン・ハイブリッドのパワートレインは、550ps/770Nmを発揮する4L V型8気筒ツインターボエンジンと136ps/400Nmを発するモーターの組み合わせで、システムトータルのアウトプットは680ps/900Nmを叩き出す。
その結果、両ボディともに3.8秒の0-100km/h加速タイムと295km/hの最高速をマークしながら、ハイブリッド燃費は最高で27.0km/Lを実現している。組み合わせるリチウムイオンバッテリーの総電力量は14.1kWhでEV航続距離は40km。EV走行時の最高速は135km/hに達する。
この新しいトップグレードには、スポーツクロノパッケージが標準装備されており、走行モードは「ハイブリッドオート」、「スポーツ」、「スポーツプラス」から任意に選択することが可能だ。
また、両モデルには、「PDCC(ポルシェ・ダイナミック・シャシーコントロールシステム)」や電気機械式ロール抑制システム、「PTVプラス(ポルシェ・トルク・ベクトリングプラス)」、リヤディファレンシャルロック、「PCCB(ポルシェ・セラミック・コンポジット・ブレーキ)」を標準装備。「PASM(ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネージメントシステム)」を含む、アダプティブ3チャンバーエアサスペンションは、ポルシェ特有の幅広いドライビングダイナミクスと快適な乗り心地を提供する。
さらにボディ同色仕上げのホイールアーチエクステンションを含む、エアロデザインの21インチ軽合金ホイールや、パワーステアリングプラスを装備。オプションで22インチまでの軽合金ホイールと、リヤアクスルステアリングを選ぶことが可能だ。
そのほか、リアルタイム交通情報やスマートなオンラインボイスコントロール、公共充電ステーションの検索を含む広範なPorsche Connectサービスを備えたオンラインナビゲーションを標準装備。Porche Connectアプリを介して、車両のエアコン調整をはじめとする遠隔操作にも対応している。
安全運転支援機能としては、LEDヘッドライトや制限速度機能付きのクルーズコントロール、カメラ認識による歩行者機能、フロントとリヤのパークアシスト(クーペはリヤビューカメラシステムを含む)を搭載。LEDマトリクスヘッドライトやヘッドアップディスプレイ、熱探知カメラ付きナイトアシスト、レーンキープアシストがオプションで設定されている。
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