BMWを扱うブランドは多々あれど、日本で生まれてこれだけの規模と実績へと成長したブランドは稀有だ。日本のBMWユーザーに寄り添うトップチューナーの最新作に迫る。
あらゆるカスタムニーズを満足させる3Dデザインという名のホットモデル
#DDesign x BMW M2(G87) 。3Dデザインの開発車両にしてコンプリートカー。この車両を用いてECUチューニングやサスペンションセッティングを詰めている。彼らはM240iなど他のグレードも追求する。
過度に出しゃばり過ぎないクリーンなデザインもさることながら、日本の交通環境を知り尽くし、一部の海外向け製品以外はすべて車検対応を絶対とするモノづくりを貫く。日本で芽生えて成長を遂げた3Dデザインは、今ではBMWカスタム界で欠かせない存在となった。攻めたプロショップはもとより、BMW正規ディーラーで扱われる事例も増えてきた。ボディパーツのみならず、足まわりやECU、エキゾースト、ホイール、インテリアパーツなど豊富なアイテムを揃える。もはや日本が育んだMパフォーマンスみたいな存在だ。
純正のデザインを崩さず、そっとスポーティな装いと空力性能をオントップするボディパーツ。リップスポイラーやリアディフューザーは実用性を損なわない最低地上高が確保される。
G87型M2は近年の目玉だとして、精力的に取り組んでいる。この開発車両にはマッチョな肉体をさりげなく引き立てるカーボン製ボディパーツの数々に、タイプ3フォージドホイールが装着される。これらボディパーツは決してドレスアップありきではなく、研ぎ澄まされたM2の走りをさらに引き立てる空力機能部品である。
テールパイプには105mm×4本のテールエンドフィニッシャーが装着される。
そのエアロダイナミクス性能も含めて、フットワーク性能には感嘆させられた。現在、車高調やローダウンスプリングは開発中であり、今回は後者の試作品が装着されていた。タイプ3フォージドホイール(10.0J×20インチ)の軽量性能に、F:285/R:295幅のアドバンスポーツV107のライドフィールが手伝い、純正のM2よりも快適なまま、どこまでもしなやかに、そして確実に路面を掴んでいく。純正よりもさらに上質に、車格が上がったような感覚すら抱く。約25mmほどのローダウン量だというがその塩梅も抜群だ。リップスポイラーを装着していたとしても、ストリートで過度に気を遣うことがない。
今回の仕様はまだ3Dデザインにとって序章に過ぎない。今後はよりきめ細かいセッティングを可能とする車高調キットや、50~60psほどオントップするブースターチップ3などが市販されるはずだ。これらの製品群をコンプリートカーとして手に入れてもいいし、自分の好みを一部分だけ切り取ってもいい。昨今はコンプリートカー販売にも力を注ぐなど、3Dデザインを味わう選択肢は数多く用意されている。
タイプ3フォージドホイールはM2に限らずBMW全般を支える。これは前後とも10.0J×20インチで、F:285/R:295幅のアドバンスポーツV107を履く。タイヤ性能もこのコンプリートカーの方向性と合致する。
ペダルやフットレストも3Dデザイン製に置き換えられる。国産ブランドのため、すべて左右ハンドル用が揃うのは嬉しい。ATモデルに関してはパドルシフターも存在する。
【PARTS LIST】
■フロントリップスポイラー 217,800円
■サイドスカート 283,800円
■リアディフューザー 206,800円
■トランクスポイラー 140,800円
■テールエンドフィニッシャー 162,800円
■ローダウンスプリング 開発中
■タイプ3フォージドホイール(10.0J×20インチ) 168,300円~
■ブースターチップ 開発中
■MTペダルセット 34,100円
■フットレスト 19,800円
■フロアマット 47,300円
問い合わせ先=スリーディーデザイン TEL:045-595-3330 https://www.3ddesign.jp