レースは来週末の3月30日(土)にお台場で開催
日産が3月21日の午後6時半から、東京六本木ヒルズで「日産フォーミュラE 六本木サーキット」を実施した。
こちらは翌週末、お台場で開催されるフォーミュラE世界選手権「Tokyo E-Prix (イープリ)」に向けたプロモーションイベントだ。
会場には六本木ヒルズの屋外スペースに仮設オーバルコースを設置。そこを昨年までフォーミュラEを戦っていたジェネレーション2(第2世代)の日産フォーミュラEが音楽パフォーマーと共に行進した。
ドライバーをつとめたのは、スーパーGTなどで活躍する高星明誠氏だ。走行速度は歩行者と同じなので、時速6km程度であるが、都心の仮設イベントでレーシングカーが実走するのは極めて珍しい。走行音と振動が少なく、また燃料臭がないことでこうしたイベントが実現したと言える。
Tokyo E-Prixは、フォーミュラカーやGTカーなどオンロードでのモータースポーツとしては日本で初めて、公道を使って行われる。
その際も、音、振動、臭いがほとんどないことが、環境への影響が少ないことをアピールする。
主催地を代表して登壇した、東京都知事の小池百合子氏は、「楽しいワクワクするようなそんな未来に向けて脱炭素化のスピードを一気にあげていきたい」と、都の環境対策とフォーミュラEとの深い関係性を強調した。
また、日産副社長の星野朝子氏は「ハイパフォーマンスなマシンが走る姿を是非期待してほしい」と、EVの高性能さを指摘。
一般的なイメージとして、EVは環境にやさしいことが目立つが、モーターやインバータの制御によって圧倒的な加速や高い操縦安定性を実現することを、改めて解説した。
また、ゲスト出演した女優の白石麻衣さんと共に、フォーミュラEの基礎的な知識を学ぶため、星野副社長がクイズを出して白石氏に答えてもらう場面もあった。
その際、壇上には軽EVの「SAKURA」が登場。日産フォーミュラEマシンのカラーリングも、日本を代表する桜をモチーフとしていることを、このクイズの中で触れた。
フォーミュラE世界選手権「Tokyo E-Prix」は、3月29日(金)にフリープラクティス1回目を行い、翌30日(土)にはプリープラクティス2回目、予選、そして決勝が行われる。
コースは、大型イベント施設である東京ビッグサイト(江東区)の東館屋外駐車場を起点に、東京ビッグサイト周辺の公道を一時閉鎖した、1周2.582kmのテクニカルなレイアウトだ。
この記事を書いた人
専門は世界自動車産業。その周辺分野として、エネルギー、IT、高齢化問題等をカバー。日米を拠点に各国で取材活動を続ける。日本自動車ジャーナリスト協会会員。一般誌、技術専門誌、各種自動車関連媒体等への執筆。インディカー、NASCAR等、レーシングドライバーとしての経歴を活かし、テレビのレース番組の解説担当。海外モーターショーなどテレビ解説。近年の取材対象は、先進国から新興国へのパラファイムシフト、自動運転、EV等の車両電動化、情報通信のテレマティクス、そして高齢ドライバー問題や公共交通再編など。
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