関西では3回目となる「EV:LIFE KOBE 2023」が2023年11月25日(土)と26日(日)、神戸旧居留地特設会場/神戸メリケンパークにて開催された。今年は2拠点同時開催や動画クリエイターとのコラボ企画等、初めての試みが満載。また、来場者が体験できるコンテンツも充実し、電動モビリティをより身近に感じられる内容へと進化。2日間に渡り開催されたイベントの模様をリポートしよう。
人気動画クリエイターも一緒にイベントを盛り上げた!
BEV、PHEVをはじめとする様々な電動モビリティを一堂に会し、気軽に“見て・触れて・乗れる”オープンイベント「EV:LIFE」。本イベントは関東(世田谷区)と関西(神戸市)で年2回行なわれ、関西エリアでは今年で3回目の開催となった。また、今年は初めての試みとして、前年までの会場「旧居留地」に、湾岸エリアの「メリケンパーク」を加えた2拠点同時開催により、イベントの規模は大きくなり、新しいコンテンツも追加された。
特に「メリケンパーク」では体験コンテンツが充実。定番かつ人気の国内外各メーカーの新型BEV/PHEVのステアリングを握れる体験試乗コーナーや、新世代の電動自転車を運転できる体験&展示コーナーなどには、クルマ好きから家族連れまで多様な来場者が引き寄せられていた。
また、今年の新しい試みとして、人気動画クリエイター「Kazu」「釣りよかでしょう。」「かっつー」によるオリジナルブランドの出店やコラボフード屋台も大きなトピックで、ブースは常にファンや来場者が絶えない大盛況ぶりであった。そして、彼らとモータージャーナリストの石井昌道氏が生中継をしながらイベント会場をねり歩く(※会場の特設モニターで生放送)車両解説では、釣りやアウトドアなど個々が得意とする観点から電動モビリティに触れて発信することで、その魅力を分かりやすく噛み砕いて伝えていたのが印象的であった。
一方、「旧居留地」ではロータス・エレトレをはじめ、最新のBEV、PHEVを展示。各ブースにはブランドのスタッフや近隣ディーラーのセールスパーソンが常任し、気軽に展示車について話を聞けるのも魅力。見て触れた多くの方にとって、次に買うクルマの選択肢として電動モビリティを一歩先に進められる良い機会となったはずだ。
2拠点同時開催でパワーアップした関西エリアでの「EV:LIFE」。’24年も新しいサプライズと共に開催するので、楽しみにお待ちいただきたい。
多彩な魅力的なコンテンツブースが目白押し!
旧車をベースにユニークなEVを展示「コンバートEV」
【OZモーターズ】ヴィンテージカーのコンバートEVを得意とする「OZモーターズ」。今回は日産リーフの荷台を架装したバッテリーアップグレード車両を展示。
【チンクエチェント博物館】チンクの動体保存に取り組む「チンクエチェント博物館」から「GIOIA ev」と名付けられたコンバートEVのフィアット500evを展示。
ハイエースを軸にアウトドアシーンを演出「フィールドセブン」
オリジナルカスタムを施したトヨタ・ハイエースの展示からアウトドアグッズやアパレルの販売などを行なった「フィールドセブン」。ブースではハイエースと共にキャンプシーンが演出され、アウトドアに興味があるビギナーの方々もブースを訪れていた。
子供から大人まで大人気のミニカーショップ「ミニカーショップKEN BOX」
「EV:LIFE KOBE」だけでなく、横浜赤レンガ倉庫で開催する兄弟イベント「ル・ボラン カーズミート横浜」でも大人気な「ミニカーショップKEN BOX」ブース。子供に大人気のトミカから、大人が目を輝かせる絶版ミニカーまで、特別価格で販売されていた。
メリケンパークに2台のbZ4Xを展示「トヨタ」
旧居留地に展示車が集まる中、トヨタはメリケンパークにbZ4Xを2台展示。観光客も多く訪れるエリアだけに外国人旅行者からも注目を集めていた。また、スタッフによる丁寧な接客が好評で、解説を受けた後、試乗体験コーナーの予約を取りに行く方もいた。
Tロックの特別仕様車も登場「フォルクスワーゲン」
フォルクスワーゲンTロックにブラックパーツをアクセントとしてドレスアップした特別仕様車「Black Style」を参考展示。こちらは内燃機関モデルではあるものの、クールでエッジの立ったスタイリングから、来場者から多くの注目を集めていた。
2日間でのべ10台のキッチンカーが出店「キッチンカー」
11/25はトートコーヒー/神戸おいもや いもも/おやつのじかんは まだはやい/ THE DISH/ nut cafe&crepe。 11/26はくまとICECREAM/おやつのじかんはまだはやい/ケサ ランパサラン/ nut cafe&crepe/にこ、と2日間でのべ10台のキッチンカーが出店。
BBSのホイールに感動の声多数!「BBS」
純正のホイールとアルミ鍛造ホイールを装着した2台のデモカーを乗り比べる体感試乗コーナー。「転がり出しの軽さにびっくりしました」「昔、BBSのホイールを装着していましたが、初めて装着したときの感動を思い出しました!」などの声をキャッチ。
最新世代の“ぶつからない体験”「スバル」
“ぶつからないクルマ”でお馴染みのスバル・アイサイトを特設コースで体験。ブレーキを踏まなくても障害物の手前で停止してくれる安全技術を体験できるのと同時に、運転時の安全意識の重要性もレクチャー。
三菱×釣りよかでしょう。「三菱」
三菱自動車ブースでは、動画クリエイター「釣りよかでしょう。」コラボのアウトランダーPHEVを展示したほか、ekクロスEVやエクリプスクロスPHEV、発表間もない新型ミニキャブ・ミーブをアウトドア仕様に仕立てていた。
未来型モビリティの試乗体験「Future」
モビリティサービスを提供する Future による試乗コーナー。メリケンパークに設置された特設コースでは「FUTURE META」やスポーツ電動バイク「GOGO!」の試乗が行なえた。レーシングドライバーとしても活躍する同社代表取締役社長の井原慶子さんもイベントに訪れた。
全11台のBEVとPHEVの試乗車がスタンバイ「体験試乗」
今年もイベント開始前から受付待ちの列ができた定番&人気コンテンツ「体験試乗コーナー」。国内外の新型モデルを中心に自らステアリングを握れるのはとても貴重。数車種の試乗を楽しむ方から、実際に購入を考えているクルマのライバルモデルの試乗をする方など、様々な試乗コンテンツの楽しみ方が見受けられた。
アウディQ4 e-tron
アバルト500e
レクサスUX300e
三菱ekクロス EV
BMW iX1
トヨタbZ4X
日産サクラ
スバル・ソルテラ
フォルクスワーゲン ID.4
レクサスRZ450e
三菱アウトランダーPHEV
会場をねり歩き、車両&ブース解説「車両&ブース解説」
モータージャーナリスト石井昌道氏と「Kazu」「釣りよかでしょう。」「かっつー」の3組の動画クリエイターが時間帯を分けて会場を練り歩き出展車両&ブースを解説。
2つの会場を巡って5つのクイズに挑戦「クイズラリー」
2つの会場に設置されたパネルのQRコードを読み取り電動モビリティや動画クリエイターに関するクイズにチャレンジ。全てのクイズに答えられたら方にはミニカーをプレゼント。
動画クリエイターコーナー
美味しい2種類のたこやきを提供!「かっつー」
かっつーさんは、たこ焼き元祖どないやとコラボして、「トリュフソルトたまごサラダ添えたこ焼き」と「キムチスープたこ焼き」を提供。元・銀だこ店員だけあり斬新で非常に美味しいたこ焼きの完成度はさすが!
アットホームな接客でファンも笑顔に「釣りよかでしょう。」
「釣りよかでしょう。」から、きむさんとむねおさんがイベントに駆けつけてくれた。プロデュースブランド「ARAKA」の販売やKan× 2 Deliとコラボした2種類のやきそばを提供。ねり歩きによる車両解説も好評!
2日間でたくさんのファンが訪れた!「Kazu」
ブースでは自身のブランド「和来-waku-」の販売、キッチンカーでは居酒屋「破竹」とのコラボスパイスで仕上げた地鶏の炭火焼きを提供。優しい笑顔と明るいキャラクターのKazuさんのブースは常時大人気!
EV&PHEV展示車両28台
レクサス RZ450e(プロトタイプ)
BMW iX
BMW i5
ロータス・エレトレ
アウディQ8 sportsback e-tron
アウディQ4 sportsback e-tron
アウディe-tron GT quattro
ポルシェ・カイエンPHEV
ポルシェ・タイカンGTS
レクサス UX300e
マクラーレン・アルトゥーラ
スバル・ソルテラ
日産アリア
日産サクラ
フォルクスワーゲンID.Buzz
フォルクスワーゲンID.4
マツダMX-30 Rotary-EV
マツダCX-60 PHEV
DSオートモビル DS4 E-TENSE
アルファ・ロメオ・トナーレ PLUG-IN HYBRID
ジープ・ラングラー アンリミテッド4xe
ベントレー・ベンテイガ・ハイブリッド
三菱ekクロスEV Smooth × Tough
三菱エクリプス クロスPHEV
三菱ミニキャブ・ミーブ
三菱アウトランダーPHEV
トヨタbZ4X
トヨタbZ4X
イベント名=EV:LIFE KOBE 2023
開催日時=2023年11月25日・26日
開催場所=神戸旧居留地特設会場/神戸メリケンパーク
主催=カルチュア・エンタテインメント株式会社
共催=神戸市
後援=旧居留地連絡協議会
協力=株式会社大丸松坂屋百貨店 大丸神戸店