一体成型のボディにヘッドライトやラジエターグリル等をシルバーの吹き付け塗装にて表現!「アルファ ロメオ ジュリエッタ スパイダー」【丸餅博士のヴィンテージ・ミニカー・ワールド】

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簡素な作りでながらプロポーションが優れている

今回はソリド No.106アルファ ロメオ ジュリエッタ スパイダーのご紹介をさせて頂きます。実車は、1955年にデビューした、ピニンファリーナ製の魅力的なスパイダーです。

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1300cc DOHCエンジンは65psを発揮し、165km/l以上の最高速を誇った高性能なモデルでした。その後1963年から1600ccのエンジンを搭載した、ジュリア スパイダーに発展し1965年まで製造されました。
ジュリアの外見上の違いは、大きくなったエンジンのため、ボンネットにエアスクープが追加されたので識別可能です。今回ご紹介するミニカーは、ジュリエッタで、資料によると1957年型を1958年から製造されたようで、ソリド製ミニカーの1957年のNo.100 Dタイプ ジャガーからスタートした、新シリーズの極初期のモデルです。

一体成型のボディにてヘッドライトやバンパーラジエターグリル等をシルバーの吹き付け塗装にて表現し、コイル スプリング サスペンションを装備した簡素な作りですが、とてもプロポーションに優れたミニカーでした。

実際にはテクノ メルセデス ベンツ 300SLのロードスターに搭乗している男子の人形が共通ですが、ソリドの方が古い製造ですので、テクノがソリド製の人形を購入して搭載したものと推測できます。実際にデンマーク製のテクノが、一時期フランス製ソリド100シリーズの初期ミニカーをテクノ ソリドとして販売した時期がありました。

また、今回のジュリエッタ スパイダーは、スペインのダリア社でライセンス生産されたダリア ソリド製も存在し、初期モデルはオリジナル同様に人形が搭乗していたようですが、私が所有していたダリア ソリド製は、人形の搭載がカットされて、左運転席の人形を固定するシートの穴も省略されていました。

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