直感的な操作を提供するフルデジタルディスプレイ､幅広いカスタマイズオプションは､ダイナミックなドライビング時の操作を簡素化する

ポルシェが新型「パナメーラ」に採用したコントロールコンセプトは、革新的で直感的なもの。「ポルシェ ドライバー エクスペリエンス」は、ドライバーを中心に置き、アナログとデジタルの要素を完璧なバランスで融合させる。高級サルーンの中のスポーツカーであるパナメーラは、上質でスポーティなインテリアを特徴としている一台だ。

2023年11月24日(金)に一般公開されるパナメーラの新世代モデルでは､｢タイカン」で初めて導入されたドライバー中心の「ポルシェ ドライバー エクスペリエンス コントロール コンセプト」が採用される。フルデジタルディスプレイ、幅広いカスタマイズオプション、直感的な操作を提供する。このコンセプトの主な特徴は、ステアリングホイールのすぐ近くに運転に関連するコントロールエレメントをグループ化したことだ。

そのため、ドライバーはすべての基本機能に素早く直感的にアクセスできる。これにより、新型パナメーラのあらゆる運転状況、特にダイナミックなドライビング時の操作が簡素化される。

【写真3枚】明確なデザインと贅沢な素材が生み出す､上質でスポーティな雰囲気 

エレガントで直感的
ドライバーの軸を重視する姿勢は、数多くのディテールにも表れている。たとえば、ポルシェはインストルメントクラスターが提供するオプションをナビゲートするためのトグルスイッチと、ドライビングプログラムを選択するためのモードスイッチをステアリングホイールに直接配置した。ギアセレクターレバーはその真横に配置されている。

この決定により、センターコンソールにタッチパネルと物理スイッチを組み合わせた、エレガントなクライメート・コントロール・パネルのためのスペースが確保され、エレガントであると同時に直感的なソリューションとなっている。センターコンソールには、完全なフィンレスで電動調節可能な新しいエアベントが設置された。

ボタンを押すだけで、あらかじめ設定された複数の空調モードや、パーソナライズされた空調モードを切り替えることができる。さらに、センターコンソールの収納ボックスは、従来よりも広いスペースを提供する。

デジタルで独立したメーター・クラスターは、ドライバーの軸を強調。12.6インチのディスプレイは、曲線的で自立したデザインが特徴だ。ポルシェは、そこに表示される運転情報を3つのエリアに明確に分類しており、装備や選択したビューによって異なる構成が可能だ。追加オプションのヘッドアップディスプレイは、スポーツステアリングホイールから直接操作することができる。

上質でスポーティな雰囲気
明確なデザインと贅沢な素材が、新型パナメーラのインテリアに、上質でスポーティな雰囲気を生み出している。新しいインテリアコンセプトは、センターコンソールからコントロールパネル、そして新型パナメーラのドアに至るまで、フォーマルな連続性を印象づける。このセンターコンソールの急な立ち上がりとともに、パナメーラのコックピットを特徴づける要素のひとつとなっている。

ポルシェはこのモデルで初めて、パネル全体に沿って連続したアンビエント照明を装備し、車両の幅を強調した。パナメーラの全モデルでは、シートフォームの素材が改良され、弾力性が向上して快適性が向上した。さらにパナメーラのエグゼクティブモデルには、最適な着座位置を提供する新型のリアシートシステムが採用された。これにより、後部座席の乗員は長時間のドライブののち、よりリラックスして到着することができるはずだ。

ポルシェは、新型パナメーラのカラーとマテリアルのオプションに、特に上質な素材と幅広いバイカラーデザインを採用。それにマッチした装飾やアクセントのオプションは、雰囲気をさらに洗練させている。その一部はポルシェ エクスクルーシブ マニュファクチュールによって提供された。ポルシェは初めて、レーステックスやペピタファブリックなど、特にスポーティな素材を組み合わせたレザーフリーの装備を、パナメーラにも設定した。