独創的な新ホイールが「ホムラ」ブランドから登場
ここにあるテスラ・モデル3に代表されるように、電気自動車(BEV)の普及が著しい。パワートレインの変貌という世界的潮流を前にして、それを足もとから支えなければならないホイールは厳しさを増している。バッテリーを搭載するがゆえに、BEVのどれもが重量級だからだ。いや、たとえBEVではなくても昨今の新型車は、より安全性、快適性と走行性能とを両立させるため、高出力化、高重量化するいっぽうだ。そうした時代の変革に先を行くレイズだった。
【画像10枚】新鮮な表情に満ちたホムラ2×5FTを細部まで見る!
独創的な2×5の描きかた、リムに宿るフェアリングデザインなどホムラ2×5FTはどこを取っても新鮮な表情に満ちあふれている。
その先陣を切ったかのようなブランドのひとつがホムラである。もともと「コンセプト・イズ・レーシング」というレイズの企業指針のなかで、プレミアムホイールのあるべき姿を模索するブランドだ。今まで多種多様のデザイン的アプローチで挑戦を続けてきた。今回、テスラ・モデル3に装着されたのは新作の2×5FTだった。
重量級モデルにこそ高性能ホイールを
目に飛び込んできたのはホイールデザインの定番である2×5本スポークながら、既存のものとは違う、ほかの何にも似ていない独創的な姿だった。もともと交点スポークはホムラの大きなアイデンティティである。今回は2×5という最低限の本数で力強さを持たせながら、各スポークエッジにはリブ(段差)を設けることでより流麗に。これは軽量化の促進にもつながる論理的設計でもある。
リムに刻まれたロゴはレイズの特許技術(A.M.T.)による加工方法によるもの。
また、リムは外周部を面で覆うようなフェアリングデザインと呼ばれる造形を持ち、そこに軽量化を突き詰めるためのウエイトレスホールが設けられる。スポークの着地点を避けるように配されたホールは、デザイン的にもいいアクセントだ。さらにレイズの特許技術であるA.M.T.(アドバンスド・マシニング・テクノロジー)によってロゴなどが刻まれる。
この2×5FTには19、20インチが用意される。クルマに装着したときの存在感は実寸以上のもの。セミグロスブラックで落とし込めば、複雑な面構成が控えめに浮かび上がるなど落ち着いたたたずまいをみせる。ダイヤモンドカット/サイドグレイスシルバーではより華やかな印象へ。車種やカテゴリーを問わず似合いそうだ。流行りのプレミアムSUVなどに組み合わせてもいい。
今まさに変革の時を迎えるクルマの環境、その先に求められるホイールデザインの本質をあらためて問い直し、弾き出したまったく新しいカタチが、この2×5FTといえる。
目に飛び込む圧倒的な存在感、優美かつ力強い表情だけではなく、性能面でも抜かりはない。高性能ホイールは決してスポーツカーのためのものだけではない。あらゆるモビリティを引き立てる“圧倒的な美”がここに完成した。
◎サイズ/価格
19inch× 8.5J / 69,300 ~ 78,100 円(税込)
20inch× 8.5J / 73,700 ~ 82,500 円(税込)
◎カラー:セミグロスブラック(BOJ)、ダイヤモンドカット/サイドグレイスシルバー(QAJ)
◎対応車種:メルセデス・ベンツ/ BMW /アウディ/ボルボ/テスラ/その他国産車