停滞と再開はプラモ作りのアクセサリー
アオシマの『トラック野郎』シリーズから、映画1作目『トラック野郎 御意見無用』の一番星号を作っていこうじゃないかという企画、第6回目である。
【画像21枚】グリルやルーフデッキ、バンパーなど、小物パーツ制作のポイントを見る!
ここまでで、シャシーを組み立て、キャビンや内装の塗装をし、ボデーも組み上げデカールを貼ったので、一番星の構成要素はほぼ揃ってきたわけである。並行して小物作りも進めており、それについては折に触れご紹介してきたが、今回はそれ以外の小物各種の工作をお見せしよう。上に張った、画像ギャラリーへのリンクへ進んで、工程の写真とキャプションをお読みいただきたい。
ところで、タイトルに入れた「意外な事実」という言葉だが……。これまでのところ、作業の進行が異常に早いので(そうでもないか?)、不審に思われていた方もいらっしゃるかもしれない。実はここまでお見せしてきた工作は、リアルタイムのものではなく、2年ほど前に行った作業なのである。ここまでの記事は、当時集中して行った作業の記録を、小出しにしてお見せしてきたというわけなのだ。そのため、工作の詳細な点についてはすでに記憶から消えている部分もあり、思い出すのに少々難儀した部分もあったのだが……。
およそ1年半、そこらに出しっぱなしのまま放置したため、埃が積もってしまったボデー。お見苦しい写真ですみません!
作業は1年半前に完全にストップしてしまったのだが、初めのうちはすぐ再開するつもりであったため、塗装し組み立てたパーツは出しっぱなしとなっていた。シャシーやキャビンについては、箱の中に仕舞ってはいないもののポリ袋には入れてあったのだが、ボデーは完全にそのまま放置してしまっており、段々と埃が積もっていってしまったのである。
埃というのは積もってしまうとなかなか厄介なもので、払い落とせば大丈夫、という訳にはいかない。どういう訳かこびり付いて、跡が残ってしまったりするのだ。しかしこうして記事を始めてしまった手前、そのままにしておくわけにはいかない。重い腰を上げて中性洗剤で洗ってみると……幸い、屋根以外は特に問題ないようであった。当たり前だが、垂直の面に埃は積もらないからだろう。ルーフには跡が残ってしまったので、表面を均して塗装し直す必要がある。床面にも影響が残ったが、これは完成すればよく見えなくなるから、そのままで良しとする。
若干の懸念材料はあるものの、再スタート!
……という訳で、次回からはリアルタイムの作業をお伝えしていくこととなり、そのぶん進行のスピードは落ちることになるだろう。また、放置しておいた間にパーツが紛失しているということもあり得るので、そうしたことが今後の作業に影響を及ぼす可能性もある。実は、すでにひとつ失くしてしまった部品があり、それが作業ストップの理由となった側面もあるのであった。と言っても、自作でもして挽回するのは充分可能なパーツである。
今後行うことをすこしお伝えしておくと、まず、ここまででポツポツと書いてきた問題点の対処(たとえば、キャビン内側のデカールが足りていないことなど)をする必要があるだろう。それ以外にも、キットで省略されている部分を補いたい。チェーンフックはキットでは車体右側のみに装備されているのだが、実車では左にもあるようだ。これを自作して取り付けることとする。また、後輪後ろのタレゴムがキットでは2枚だが、実車は3枚である。これも自作で補う予定である。と言うより、すでに作業は進めている。
ついでに言うと、キャビン内側の桃太郎の絵の額縁や、小さな仏壇なども、デカールそのままでは寂しいので、ちょっと工夫したい。それに合わせて、すでに触れた小物類の自作(毛布や枕、小引き出しなど)も、やりすぎない程度にやっておきたいと考えているが、このあたりはどうなるか、まだ確定してはいない。いずれにしろ、完成まで引き続きお付き合いいただければ幸いだ。