英国で製造され、ディエップで生産される限定車は、F1イギリスGPに先立って発表。F1マシンと同じ素材を採用した、アルピーヌならではの個性が表現された一台。
アルピーヌは、2023年7月6日(木)より、フランス国内のアルピーヌ・センターにて、「A110S Enstone Edition (エンストンエディション)」の受注を開始する。
「シルバーストーンで開催された『イギリスGP』で発表されたA110S エンストンエディションは、スポーティなエレガンスと、徹底した英国的なテクニックを備えている。イングランド南東部のエンストンで製作され、イギリス海峡に面したフランスの港町・ディエップで製造されたこの限定モデルは、アルピーヌF1の卓越性と専門知識を、本物のクラフツマンシップの要素を備えたこの限定モデルとともに、レーシングファンに提供します」と、アルピーヌ販売ネットワーク・立上担当副社長のエマニュエル・アル・ナワキル氏は説明する。
【写真25枚】英仏の工場両方のノウハウと技術を詰め込んだ一台!
A110は、F1独自のノウハウが凝縮されている
エンストンにあるアルピーヌのファクトリーは、30年以上にわたるF1の専門知識を生かし、「BWTアルピーヌF1チーム」のために最先端のコンポーネントと技術を開発している。モータースポーツにおけるアルピーヌのノウハウへのオマージュとして、A110S エンストンエディションコックピットには、アルピーヌのシングルシーターと同じカーボンが使用されている。
ブラックのマイクロファイバーにグレーのステッチが施されたA110S エンストンエディションのコックピットには、アルピーヌのシングルシーターに使用されたものと同じワークショップのカーボンエレメントが組み込まれている。有名なAアローがあしらわれたバイザー、BWTアルピーヌF1チームのサインが刻まれたセンターコンソール、そしてドロップゾーン。
1~300のシリアルナンバーが刻まれたプレートには、各マシンのエクスクルーシブ性と、コックピットの素材がスポーツの起源であることが誇らしげに記されている。各オーナーには、エンストン工場からBWTアルピーヌF1チームのサイン入り証明書が贈られるという。
ブリティッシュ・エレガンスあふれるA110 Sは、スポーティな冒険のための特別な1台。
A110S エンストンエディションは、マットガンメタルのボディワークが特徴。ダークな “Gris Tonnerre”とライトな “Argent Mercure”の2色のマットグレーが、オリジナルのマットブラックのルーフとコントラストを成す。アルピーヌの英国の伝統を反映し、A110Sのボンネットにはエレガントなユニオンジャックがあしらわれた。英国では標準装備され、フランスやその他の国ではオプションとして設定される。
A110S エンストンエディションは、18インチのマットブラックGTレース・ホイールとブレンボ製シルバーキャリパーを装備し、スポーティでエレガントなスタイリングをさらに際立たせる。ラップアラウンドのサベルト・レーシング・シートには、エンストンエディション専用の刺繍が施され、この限定シリーズのスポーツDNAを強調。その他の特徴的な装備として、オプションのエアロキットとカーボン製リアクォーターパネルフラッグが挙げられる。