大盛況のうちに幕を閉じたスイス・モリス飛行場でのイベントでは、特に高性能なポルシェのGTモデルがなんと240台以上出展された
「スイス・ポルシェ・フェスティバル」、この無料コミュニティイベントは、スイスにおけるポルシェブランドの75周年を記念して開催された。展示に加え、著名なゲストによるトークショーや、ポルシェの現行モデルによるドライビングアクティビティなど、家族全員で楽しめるステージプログラムも用意された。
2016年、2018年と同様、今回もゲスト車両の展示がフェスティバルの中心となった。たとえば「ギャラリー・オブ・ドリームス」には、ポルシェの特に高性能なGTモデルが、なんと240台以上も展示された。カレラGTや918スパイダーといった希少なスーパースポーツカーも展示され、観客を驚かせた。
展示エリアのすぐ隣では、ポルシェの現行モデルの数々が、800台ものタクシーの助手席に乗車してゲストを楽しませた。モータースポーツエリアでは、ピットストップ・チャレンジの一環として、ゲストが100回以上のホイール交換に挑戦した。一方、キッズ・ドライビング・スクールや大きなカレラのコースといったアトラクションは、最初から最後まで多くの来場者で賑わった。
著名人
モリスでのイベントのVIPゲストには、ラリー界のレジェンドであるヴァルター・ロール氏、ポルシェのヘッドデザイナーであるミヒャエル・マウアー氏、「ル・マン」総合優勝者のニール・ジャニ氏、ポルシェのブランドアンバサダーであるイェルク・ベルクマイスター氏らが名を連ねた。ステージプログラムでは、人気司会者のアニーナ・キャンペル氏とサラール・バランプーリ氏が司会を務めた。
車両のハイライト
ポルシェの75年にわたるスポーツカーの歴史から、著名な車両が勢揃いした。ハイテクを駆使したル・マン・プロトタイプの「919ハイブリッド (2016年)」や、その後継モデルである「963」のショーモデルも登場。電気自動車である「ミッションR」とそのテストモデルである「718ケイマンGT4 eパフォーマンス」は、ポルシェのカスタマーモータースポーツの未来を垣間見せてくれた。さらに、1963年9月に発売されたアイコニックなスポーツカー「ポルシェ911」の誕生60周年を記念して、8台の特別モデルが発表された。
【写真30枚】ポルシェの特に高性能なGTモデルが240台以上展示されて大盛況!
コンクール・デレガンス
49台の車両が参加したこのフェスティバル独自のコンクール・デレガンスでは、4人の審査員によってカテゴリー別に7台の受賞車が選ばれた。
カテゴリー1(ポルシェ356):356ヨーロピアン
カテゴリー2(ポルシェ911、FおよびG世代):911カレラRS 2.7
カテゴリー3(ポルシェ911、964および993世代):911(964)カレラ4カブリオレ
カテゴリー4(ポルシェ911、996および997世代):911(997)ターボ
カテゴリー5(ポルシェのトランスアクスルモデル):928 S4
カテゴリー6(ポルシェ・ボクスターおよびポルシェ・ケイマン、世代986および987):
ボクスター・スパイダー(987)
カテゴリー7(ベスト・オブ・ショー、特別モデル、エクスクルーシブモデル):
911(997)カレラ4S
レジェンド・アライブ・コンテスト
ポルシェ シュヴァイツAGは、初代「ポルシェ・カイエン」を称えるコンテストをモリスで開催した。レジェンドアライブコンテストには、9つのスイスのポルシェセンターが参加し、初期型カイエンの最も独創的なコンバージョンを競い合った。
このコンテストでは来場者によるオンライン投票が行われ、ジュネーブのポルシェセンターがバンに改造した「『ヒッピースイス』カイエンターボ(2004年式)」が最優秀賞に選ばれた。今年のレジェンド・アライブ・コンテストは、専門家による審査員賞で締めくくられる予定だ。