参加台数は延べ1230台、2500人以上の参加者が集結!
今年もこの時期がやってきた。マツダ「ロードスター」ユーザーが集まる「軽井沢ミーティング2023」(2023年5月27日~28日)である。
例年通り、軽井沢プリンスホテル&軽井沢プリンスホテルホテルスキー場駐車場には全国各地から様々なロードスターがズラリと並んだ。主催者によると、事前の申込みでは、参加者総数が2506人、参加台数は一般ユーザーが1179台とロードスター関連ショップの展示車41台の合わせて1230台。型式別でみると、NA(初代)が301台(25.5%)、NB(二代目)が121台(10.3%)、NC(三代目)126台(10.7%)、として現行のND(四代目)が最も多く631台(53.5%)となった。
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タイムスケジュールでは、初日はコマ地図ラリーなど軽井沢周辺の実際に走るイベントと夜にはウェルカムパーティを開催。二日目では、軽井沢ミーティング参加者全員が、2023年4月11日にお亡くなりになったNA(初代主査である平井敏彦氏(享年87歳)に対する感謝を思いと伝えた。会場内には、平井氏へのメッセージとして、寄せ書きをするコーナーも設置された。そして、午後と午後のトークショーやチャリティオークション抽選会など例年通りの流れとなった。
トークショーでは、ロードスターの歴代主査である貴島孝雄氏、山本修弘氏、中山雅氏、そして現行NDの主査である齋藤茂樹氏が登壇し、これまで語られることのなかったロードスター秘話などをそれぞれが披露した。そうした中で、サプライズもあった。齋藤氏が「990Sは今年いっぱい」と発言したのだ。
その背景には、今秋に行われるロードスターの大幅改良があるという。ただし、これはけっしてNE(五代目)への進化を意味するのではなく、NDの商品性をさらに高めることが目的であるようだ。そうした中で、2021年12月に発表された特別仕様車の990Sは今年いっぱいで生産が終了される。
990Sは、990kgという軽量を活かした走りと、専用の幌などのデザイン、そして300万円を切るというコストパフォーマンスによって、新たなるロードスターユーザーを誕生させたND史上での秀作だと言える。990Sの生みの親である齋藤主査自身も、やっと990Sを購入し、現在は納車を待っている段階だ言う。
今回も大盛況となった、軽井沢ミーティング。実は、応募者は参加可能者数の2倍を越えている状況であり、今後は開催日程や開催日数などを拡大し、より多くのロードスターユーザーが楽しめる場になることも期待したい。