【所さんの世田谷ベース】「まぁ、いいか」でやり過ごしてませんか? 所さんが考える「満足」とは?【新解釈トコロ辞典】

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「毎日1テーマずつ読めば、1か月後に所さんみたいな思考になれる!」

「所ジョージの世田谷ベース」50号は、雑誌『Daytona』で6年以上連載を続けてきた「トコロ辞典」の膨大なアーカイブを再編集し、一冊にまとめた完全保存版です。ひとつのテーマは約5分で読みきれるので、毎日1テーマずつ読み進んでいけば、おおよそ1か月で完全読破。翌月には、所さんみたいな思考回路に近づいてしまい、楽しくてしょうがない毎日がやってきてしまうというコンセプトで制作、ここではその一部をチラ見してみましょう。

まん‐ぞく【満足】
心にかなって不平不満のないこと。心が満ち足りること。また、そのさま。十分であること。申し分のないこと。また、そのさま。数学で、ある条件を満たしていること。
トコロ辞典的「満足」の解釈
すぐ手に入る満足は満足じゃない。日々の生活の積み重ねの結果感じるもの。めんどくさいと思うものをやってみる。自分にはできないと諦めることで満足は遠ざかっていく。

【写真7枚】一家に一冊!? 思わずうなづく、所さんの「名言」たち。 

■日々の満足はなんでも良い
私はよく「朝起きただけで幸せ」と言いますけど、そこに至る積み重ねがあってのことです。それだけで「満足」してしまうと、何もしなくなってしまいます。早く起きたから歩いてみるか! というような、より面倒くさい作業を足すことが大事、ほかにも散々面倒くさい作業をして、翌日目が覚めたことに驚くくらいじゃないといけません。そんな積み重ねで人生全体の「満足」が高まるのです。どんなくだらないことでもいいから1人で始めて突き詰めていけば、それが勉強になる。なるほどなぁと納得することができるようになってくる。

たとえば私は何台も戦車のラジコンを改造しています。1940年頃に朝鮮戦争で使われていたアメリカ軍の戦車がキャタピラもなく、廃車寸前の鉄くず状態の写真を基にして、その戦車がギリギリ現役で動いていた状態を再現しようとしたことがありました。もうほとんど寝ずに3日間で50時間以上かけて改造してたのですが、ある箇所が写真と違うことに気がつきました、そこを直すには、全部潰してまた一からやり直さなければならない、ここまで50時間以上かけたのに。

その部分を塗装などで誤魔化して「まぁ、いいか」でやり過ごすこともできます、だって自分以外は誰も気づかないから。しかし、自分の中で「違う」と思いながら作り続けたら、それまでかけた50時間を棒に振ることになってしまう。結果、最初からやり直して、もう50時間かけることにしました。戦車が完成すること以上に、自分は他人から見てまったく評価されないことでも妥協せずにやり通す力がある、ということを認識できたことが「満足」なのです。まあ、これは極端すぎる例かもしれませんが。

所さん的「満足」の続きは、所ジョージの世田谷ベース vol.50をご覧ください!
所ジョージの世田谷ベース vol.50
定価:1,020円
本誌購入は以下より
https://amzn.to/3b9WGBa
世田谷ベースステッカー付き! 

・掲載テーマ
 あいそ【愛想】
 あつ‐くるし・い【暑苦しい】
 いそがし・い 【忙しい】
 おとしあな【落とし穴】
 おも‐しろ・い【面白い】
 おもい‐つ・く【思い付く】
 おんきせ‐がまし・い【恩着せがましい】
 かた‐づ・ける【片付ける】
 かんが・える【考える・勘える】
 き‐しょう‐てん‐けつ【起承転結】
 クリエーティブ【creative】
 クレーム【claim】
 けっ‐こん【結婚】
 けん‐ぜん【健全】
 こ‐せい【個性】
 ころばぬさきのつえ【転ばぬ先の杖】
 し‐あわせ【幸せ・仕合(わ)せ】
 じっ‐しつ【実質】
 しっ‐ぱい【失敗】
 じょう‐ほう【情報】
 そうぞう‐りょく【想像力】
 ちゃく‐ち‐ てん【着地点】
 て‐ま【手間】
 てい‐ へん 【底辺】
 てん‐ごく【天国】
 ととの・う【整う】
 のり‐しろ【糊代】
 ヒーロー【hero】
 ひにちじょう(せい)【非日常(性)】
 ひょう‐げん【表現】
 べん‐り【便利】
 まと‐はずれ【的外れ】
 まん‐ぞく【満足】
 め‐くじら【目くじら】
 メリット【merit】
 やくにたつ【役に立つ】
 やり‐なお‐す【やり直す】
 よ‐ゆう【余裕】
 ルール【rule】
 わ・る【割る】

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