ロールスロイス初のEV「スペクター」、グローバルテストで200万キロメートル走破の大台に到達!

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ロールス・ロイス118年の歴史の中で、最も厳しいテストプログラムは現在、南アフリカの2か所で極端な暑さの中でのテスト中!

ロールス・ロイス初の電気自動車である「スペクター」は、ロールス・ロイス史上最も期待されるモデルとして、すでにその地位を確立している。この驚くべき変貌を遂げたモーターカーは、ロールス・ロイスの大胆な電気自動車時代の幕開けを意味すると同時に、超高級車市場における当社の技術的リーダーシップの揺るぎない確立を象徴している。

同様に、この膨大かつ野心的で厳しいテスト工程により、スペクターは自動車体験を比類のない高みへと引き上げ、卓越した新しいベンチマークを作り上げる。この約束を果たすことが、ブランドの継続的な成功を支え、目の肥えた顧客の期待に応え、それを超えるためにロールス・ロイスが常に注力する原動力となっているという。

ロールス・ロイス・モーター・カーズ最高経営責任者のトルステン・ミュラー・エトヴェシュ氏は「私たちが並外れたグローバルなテストプロセスを行う理由は単純です。スペクターのようなモーターカーはこれまで存在しなかったからです。ロールス・ロイス初の電気自動車であるスペクターは、我々の技術における新しいパラダイムを示すだけでなく、我々のブランドの将来の方向性そのものを表しています。ロールス・ロイスのエンジニアだけが、この驚くべき旅を思いつき、ロールス・ロイスのエンジニアだけがそれを実行できるのです。この仕事は、自動車をテストすることではなく、自動車の卓越性の基準を高めることです」と話す。

【写真20枚】南アのテスト環境はなんと摂氏50℃! スペクターは鋭意開発中 

ロールス・ロイスのジャンルを定義するオール・エレクトリック・スーパークーペであるスペクターは、118年の歴史の中で考案された最も厳格なテストプログラムの第3段階を終え、現在約200万キロメートルを走破した。これは、ロールス・ロイスのこれまでのすべてのテストプログラムを凌ぐものであり、まだ終わりにはほど遠いものだ。

スペクターは現在、南アフリカの2つの場所で猛暑のテストを受けている。北ケープ州のオーグラビーズと、西ケープ州のワインランドにある「フレンチコーナー」と呼ばれるフランシュフックだ。北部は乾燥した猛暑、南部は湿度の高い地中海性気候という、安定しながらも対照的な気候が、世界でも有数の夏場のドライビングを可能にしている。最高気温は50℃を超え、南部は砂利道、砂塵、土の多い曲がりくねった田舎道など、さまざまな路面や地形があり、まさに試練の地なのだ。

この間、エンジニアは200万キロ近い走行距離の中で開発されたシステム、ハードウェア、ソフトウェアのプロトコルをすべて観察し、改良を加えている。ロールス・ロイスの技術者たちは、このような厳しい評価を通じてのみ、顧客に愛される体験の中心である乗り心地の洗練性を厳密に達成し、ブランドの特徴である「マジック・カーペット・ライド」を新しいオール電化のパラダイムにうまく移行させることができるのだ。

スペクターのテストを通じて、モーターカーの25,000におよぶ性能関連機能のそれぞれが、ロールス・ロイスの真髄を体験できるように細心の注意を払って調整さてきた。現在行われている改良は、「マージナル・ゲイン」の原則に従っており、個々の非常に小さな漸進的な調整が、累積的に全体として大きな改善をもたらすのだという。エリートスポーツやハイレベルなビジネスにおいて広く用いられ、証明されているこの理論は、スペクターのテストにおいても、ロールス・ロイス・フィニッシング・スクールと呼ばれる幅広い検証プロセスの一環として、かつてないほど幅広く活用されている。

ロールスロイス・スペクターの完成間近の驚異的なプロジェクト
南アフリカで収集された経験とデータが完全に分析され、関連するアクションと対策が実施されると、スペクターのテストプログラムは約80%完了し、最終的な批准段階に入る。このテストでは、極寒のアルジェプログと温暖なコート・ダジュールを含むオールシーズン・テストを実施するという。

最後の50万キロのテストでは、「ライフスタイル・アナリシス(Lifestyle Analysis)」に焦点を当てる。この独自のテストプロセスでは、ロールス・ロイスの顧客特有の超高級な状況や使用例でスペクターをテストし、世界の巨大都市の中心部、新しい高級観光地や歴史的観光地、その他オーナーのニーズ、習慣、ライフスタイルに見合った環境でスペクターが要求通りの性能を発揮することを確認する予定だ。

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