「毎日1テーマずつ読めば、1か月後に所さんみたいな思考になれる!」
「所ジョージの世田谷ベース」の最新号は記念すべき50号目。雑誌『Daytona』で6年以上連載を続けてきた「トコロ辞典」の膨大なアーカイブを再編集し、一冊にまとめた完全保存版です。ひとつのテーマは約5分で読みきれるので、毎日1テーマずつ読み進んでいけば、おおよそ1か月で完全読破。翌月には、所さんみたいな思考回路に近づいてしまい、楽しくてしょうがない毎日がやってきてしまうというコンセプトで制作、ここではその一部をチラ見してみましょう。
おも‐しろ・い【面白い】
〔「面(おも)白し」で,目の前がぱっと明るくなる感じを表すのが原義といわれる〕楽しい。愉快だ。「仕事が―・い」興味深い。「何か―・い話はないか」こっけいだ。おかしい。「―・いしぐさ」(多く,打ち消しの語を伴って)心にかなう。好ましい。「―・くない結果になった」新辞林参照
トコロ辞典的「面白い」の解釈
どこにでもあるもの。面白くさせてもらう(受動的)のではなく、自らの力で面白がる(能動的)ことで、感情が大きく動くようになり、さらに面白さは増していく。自分が深く関われば関わるほど、面白さには深みが出る。
【写真7枚】『所ジョージの世田谷ベース vol.50』をチラ見!
■「面白い」はどこにでもある
空港のX線検査場で「こちら中身は何になりますか?」と、疑念いっぱいの係員に聞かれて「クエ鍋ですよ」と言ったことはありますか? 私はあります。年末を沖縄で過ごしまして、そこで”クエ”というたいへん美味しいお魚の鍋をしたのですが、余った出汁は翌朝になるとゼラチン状に固まるわけです。これを東京に持って帰ってクエ鍋アゲイン。そんなことしたら家族が喜ぶに違いない! ワタシはそう思いついたわけであります。
そうなったら、普通はジップロックか何かにクエ鍋のゼラチンを移し替えて持って帰りますよね? でもそれでは面白くない、と私は考えました。なぜなら、ジップロック入れた時点で、何か起きたときにジップロック社さんの責任として言い訳できてしまう。それでは私が深く関わっていない。それじゃツマラナイ。なので、ワタシはクエの美味しい出汁が鍋に固まった状態そのままで家に持ち帰ることにしたのであります。
鍋はごく普通の金属製の両手鍋、それが全部入るようなバッグに入れて空港に向かうわけです。バッグの中はクエ頭丸出し出汁ゼラチン鍋。なんとかX線検査をクリアし、着席するとCAさんが早速やってきます。「お客様、よろしければお荷物お預かりいたしましょうか?」よろしくありません、私はクエ鍋を抱えて離着陸したいのです。
CAさんは畳み掛けてきます。「こちら、縦にしてお預かりしてもよろしいでしょうか?」よろしくありません、ゼラチンが鍋からこぼれちゃいますから。とは言わず、とにかくCAさんに中身を悟られないようにお断りします。さらにほかのお客さんなどにもまったく気付かれないように気配を消しつつ、私はクエ鍋をしっかり抱えて東京に到着しました。
その夜、鍋をそのまま持ち帰った武勇伝と共にクエ鍋アゲインをしたのですが、鍋で持ち帰っただけで、すごく楽しくなったわけであります。
所さん的「面白い」の続きは、所ジョージの世田谷ベース vol.50をご覧ください!
所ジョージの世田谷ベース vol.50
定価:1,020円
本誌購入は以下より
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世田谷ベースステッカー付き!
・掲載テーマ
あいそ【愛想】
あつ‐くるし・い【暑苦しい】
いそがし・い 【忙しい】
おとしあな【落とし穴】
おも‐しろ・い【面白い】
おもい‐つ・く【思い付く】
おんきせ‐がまし・い【恩着せがましい】
かた‐づ・ける【片付ける】
かんが・える【考える・勘える】
き‐しょう‐てん‐けつ【起承転結】
クリエーティブ【creative】
クレーム【claim】
けっ‐こん【結婚】
けん‐ぜん【健全】
こ‐せい【個性】
ころばぬさきのつえ【転ばぬ先の杖】
し‐あわせ【幸せ・仕合(わ)せ】
じっ‐しつ【実質】
しっ‐ぱい【失敗】
じょう‐ほう【情報】
そうぞう‐りょく【想像力】
ちゃく‐ち‐ てん【着地点】
て‐ま【手間】
てい‐ へん 【底辺】
てん‐ごく【天国】
ととの・う【整う】
のり‐しろ【糊代】
ヒーロー【hero】
ひにちじょう(せい)【非日常(性)】
ひょう‐げん【表現】
べん‐り【便利】
まと‐はずれ【的外れ】
まん‐ぞく【満足】
め‐くじら【目くじら】
メリット【merit】
やくにたつ【役に立つ】
やり‐なお‐す【やり直す】
よ‐ゆう【余裕】
ルール【rule】
わ・る【割る】