静止中もまるで動いているかのように感じさせるアグレッシブな外観のbZシリーズのエントリーモデル
トヨタ自動車は、バッテリーEV(BEV)のコンセプトカー「トヨタ bZ コンパクト SUV コンセプト (TOYOTA bZ Compact SUV Concept)」を米国で初披露した。トヨタ bZ コンパクト SUV コンセプトは、BEV専用ブランドであるトヨタ bZシリーズの中でも、日常生活で扱いやすい小型サイズのSUVとして開発を進めているモデル。2022年11月19日(土)から開催される「ロサンゼルスオートショー (2022 Los Angeles Auto Show)」にコンセプトカーとして出展される。
ロサンゼルスオートショーは、18日(金)がプレスデーとなっており、11月19日(土)~28日(月)の間で一般公開される。
【写真10枚】グローバルBEVモデル「bZ4X」に続いて発表された「トヨタ bZ コンパクト SUV コンセプト」
トヨタ bZ コンパクト SUV コンセプトのデザインの特徴は、BEVらしいクリーンかつ躍動感のあるエクステリアと、地球の未来を考え、環境負荷の少ないサステナブルな素材を積極的に採用したインテリアとなっている。
ホイールを四隅に配置することで、静止していてもまるで動いているかのように感じさせるアグレッシブな外観を目指した。また、ショートオーバーハングと流麗なシルエット、絞り込まれたキャビンデザインにより、空力性能に優れた機動的かつ先進的なエクステリアを実現している。
インテリアには、植物由来のリサイクル素材を使用したシートなど、環境に配慮したデザインが盛り込まれている。また、車内に搭載されたパーソナルエージェントが、音声と照明でクルマとドライバーや同乗者をつなぎ、より快適で充実した車内体験を提供する。
トヨタは、地球という美しい故郷を次世代に引き継ぐため、カーボンニュートラルをはじめとしたさまざまな社会課題の解決、さらにその先の新たな価値提供を目指す意志を「Beyond Zero (ビヨンド ゼロ)」という言葉に込め、トヨタ bZシリーズを展開している。
2022年、グローバルBEVモデルのbZ4Xを投入し、10月には中国の顧客ニーズに応えるため、現地で開発したセダンタイプのBEV「トヨタ bZ3」を発表している。今回発表したトヨタ bZ コンパクト SUV コンセプトは、bZ4Xに比べてコンパクトかつ軽量なエントリーSUVとして、より幅広い層の顧客に使われることを想定したという。この車両についての最新情報は、2023年以降に発表予定だという。