パワートレインは2.0L直列4気筒ターボ＋モーターが有力か？

メルセデスAMGは、2021年10月に2ドアオープンモデルの『SL』新型を発表したが、新たなPHEVモデルが設定されることがわかるとともに、その市販型プロトタイプをカメラが捉えた。

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SLはこのフルモデルチェンジを機に、メルセデスベンツから高性能AMGブランドから発売。デビューの際は『SL 55 4MATIC+』のみ設定され、パワートレインは4.0L V型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載している。その後2022年4月には、SL初の電動モデルとなる『SL 43』を設定、パワートレインは2.0L直列4気筒ガソリンエンジン+48Vマイルドハイブリッドを搭載、最高出力381psを発揮する。

オーストリア・アルプスで捉えたプロトタイプは、ほぼフルヌード状態だ。フロントバンパーには、「SL 43」と差別化されたメタリック仕上げの台形エアインテークを配置、その両サイドには「SL 43」より大型のインテークが確認できる。またパナメリカーナグリル向かって右には「AMG」のロゴが確認できる。

足回りには5対のスポークを備えたホイールが装着されているが、AMGブランドのものではないので、テスト用のものと思われる。後部ではクワッドエキゾーストパイプを装備、右テールライト下には黒いテープで隠した充電口を配置、PHEVモデルであることは間違いないだろう。

この新型PHEVの正式な車名は不明だが、「SL 53」という名が有力候補となっており、「SL 55」より下で、「SL 43」より上位に置かれる可能性が高い。

パワートレインも確定していないが、おそらくSL 43から2.0L直列4気筒ターボチャージャーエンジンを流用、電気モーターから追加のブーストが与えられるだろう。

また今後メルセデスAMG SLは、最強モデル「SL 63」を計画しており、こちらは4.0L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載、電気モーターと組み合わせ最高出力は800psオーバーと噂される。

AMG SL53のワールドプレミアは、2022年秋ごろと予想される。