BMWファンの獲得に貢献
ドイツBMW M社が設立50周年を迎えた今年、日本のモータースポーツシーンでもBMWが強い存在感を示している。SUPER GT300クラスに参戦を続けるBMW Team Studieの活躍はもちろんのこと、初導入のレース専用マシンM2 CS RacingによるSUPER TEC 富士24時間レースへの挑戦や、「MINIチャレンジ・ジャパン」と「M2 CS Racingシリーズ」の共催で実現した日本初のBMW公式ワンメイクシリーズ「BMW&MINI Racing(BMR)」など、カスタマーレーシングとジェントルマンレーサーの活動支援にも積極的だ。
もちろん、こうしたモータースポーツ活動の狙いは、ブランドのロイヤリティとイメージの向上にほかならないが、マシンやチームの活躍に匹敵するくらいBMWとファンとを繋ぐ大切な役割を果たしているのが、SUPER GT各会場のBMW M PERFORMANCEブースで活躍する「Mガールズ」だ。
SUPER GT第4戦富士スピードウェイのイベント広場に、新型M3セダンとM4クーペのM PERFORMANCE PARTSデモカーを展示したBMW M PERFORMANCEブースでは、「Mガールズ」がSNSフォロー&ハッシュタグ・キャンペーンの促進でBMWオリジナルステッカーとボトルクーラーをプレゼントしていた。
カノジョたちは本来、BMRのアンバサダーとしてBMWとMINIのワンメイクレースを盛り上げる役割を担うが、SUPER GTの各サーキットでは、SNSキャンペーンの促進や応援フラッグの配布など、応援に来場したBMWオーナーや一般スペクテーターと交流を図ることでファンの獲得に貢献している。
BMRではBMWアンバサダーを務める長沢美穂さんは、「チームのSNSやインスタでもBMWで繋がる方が増えました。SUPER GTの会場で、BMRに応援に来てくださる方にお声掛けいただくこともあるから嬉しいです」と、両シリーズでの活動を通じて手応えを実感しているようだ。「SUPER GTでBMW Team Studieを応援してくださっている方にも、M2 CS Racingの観戦に来て欲しいです。実際に目と耳でBMWの走りを感じてください!」
長沢さんと同じくMガールズとBMWアンバサダーを兼任している仲川エナさんは、「とても多くのBMWオーナーやファンと出会えるのが楽しいです。BMRで顔を憶えてもらって、SUPER GTで声を掛けてもらえるのも嬉しいですね。BMRもSUPER GTもシリーズ後半になりますが、BMWブースのSNSキャンペーンでは色々なアイテムをプレゼントします! ぜひともサーキットに足を運んでください」
BMRではMINIのアンバサダーを務める岡田夏芽さんも同じように手応えを感じているようで、「SUPER GTの会場での交流がきっかけだと思いますが、BMRの会場も昨年よりゲストやファンが増えています。ファンとの一体感があって楽しいです。もっともっとBMWのレース活動を知ってもらえるようにガンバリますよ!」と笑顔で意気込みを語る。
また、この8月から「Mガールズ」メンバーのひとりである、新木みおさんがBMW Team Studie3人目のレースクイーンに就任。BMRとSUPER GTの両シリーズでBMWの活動をアピールすることとなった。
「BMRに比べるとSUPER GTではなかなか観客のみなさんと交流できないのは少し寂しいですね」と言うが、デビュー戦となった8月の富士スピードウェイでは、RQステージへの出演やボードを掲げる大役も。「レースクイーンなんてドキドキですけど、もっとサーキットに足を運んでいただいて、BMWを応援してもらえるようガンバリます」と元気イッパイだ。
また、今季BMW&MINI Racingは開幕戦のスポーツランドSUGOから富士スピードウェイ、モビリティリゾートもてぎを消化。以降は岡山国際サーキット(9/24-25)から最終ラウンドの鈴鹿サーキット(12/11)へと続く。もちろんBMRを盛り上げるべく、アンバサダーの4人も全戦会場でファンとの交流を図る予定だ(BMW&MINI Racing公式サイト)。