足回りには22インチホイール&ミシュランパイロットスポーツタイヤを装着
メルセデス・ベンツは7月、主力「Eクラス」に相当するEV、「EQE」に高性能AMG「EQE53」を設定したが、そのクロスオーバーSUV版となるAMG「EQE53 SUV」最新プロトタイプをカメラが捉えた。
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ニュル付近で捉えた開発車両は、デザイン詳細を完全にカモフラージュ。しかし、「EQE SVU」の足跡をたどるべく、スイープバックヘッドライトに流れる完全に密閉されたグリルを装備しているほか、その下にはアグレッシブな吸気口の輪郭がうっすらと確認できる。
側面から見ると、クロスオーバーSUVにしてはボディがかなりローダウンされていることがわかる。これが市販型となれば、新たな市場の開拓につながる可能性もありそうだ。また分厚いサイドスカート、フラッシュマウント・ドアハンドル、傾斜したルーフも見てとれる。
足回りでは、22インチホイールにスポーティなミシュランパイロットスポーツタイヤを装着、スポークリムの後ろには巨大ブレーキも見られ、このモデルがAMGであることは一目瞭然だ。また後部では、スリムなテールライトはLEDストリップバーとなるであろう。
キャビン内はまだ未確認だが、MBUXハイパースクリーン、スポーツシート、フラットボトムステアリングホイール、イルミネーティッド付きAMGドアシルプレートが期待できる。
パワートレインは、EQE53から引き継がれる可能性が高く、デュアルモーター全輪駆動システムを採用、90.6kWhのバッテリーを搭載し、最高出力は626ps、最大トルク950Nmを発揮。0-100km/h加速は3.5秒、最高速度220km/hの動力性能を誇る。また最高出力687ps、最大トルク1,000Nにブーストする「AMG DAYNAMIC PLUS」パッケージも期待でき、こちらは0-100km/h加速3.3秒、最高速度240km/hへと向上するようだ。
AMG EQE53 SUVのワールドプレミアは、2022年末までに期待できるだろう。
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