ポルシェ911の近未来を大予想! ついにハイブリッドからオールローダーまで、ファミリー拡大は既定路線

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北極圏や地元のシュツットガルト郊外での目撃情報多数!? いよいよ社外テストが開始された次期ポルシェはどうなる?

ポルシェは次期911、正確には992のフェイスリフト版と、その派生モデルの社外テストを開始した。これらのプロトタイプは今年2月頃から北極圏で、春先からは地元のシュツットガルト郊外で、最近ではニュルブルクリンクで度々目撃されている。

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まず、スタンダードおよびターボモデルは、新デザインとなるフロントスカートの左右エアインテークに3本の水平バーが入り、その奥に電動アクティブエアフラップを装着。ターボはニュルでの走りから想像するに580psから600ps程度へとパワーアップされ、リアスポイラー形状からしてリアコンビランプは991以前のように分離する可能性がある。

次は、同じブラックでカムフラージュされながら、ひと際車高が上がったプロトタイプに注目したい。これはサファリ、あるいはダカールと名付けられるはずのオフロードバージョンだ。コンセプト自体は決して新しいアイディアではなく、1984年のパリ・ダカール・ラリーで優勝した953がよく知られたところで、1989年のフランクフルト・ショーではパナメリカーナ・コンセプトも公開された。

このダカール・ウィナーの量産モデルは、フロントのマッドガード、プラスチック製のタイヤハウスプロテクター、フロントのフォグランプなどで武装。大型のリアウィングは固定式となる。悪路走破性を確保するべくシャシーは高められ、可変ダンパーやインテリジェント4WDシステムを搭載。エンジンは992ターボから移植された580psのフラット6ツインターボと予想される。なお、このモデルは早ければ2022年中にも発売される可能性がある。

ポルシェ・スーパーカップ30周年を祝ってスペシャルデザインを発表したGT3には、RSモデルが追加設定。プロトタイプは大型化されたリアスポイラーやボンネットのスリット、RSのアイコンといえるフェンダーのエアアウトレットなどでスタンダードGT3と見分けられる。NANAの4Lボクサー6は、+10psの520psまでパワーアップされる見込みだ。

最後は2026年の登場が予想される911ハイブリッドだ。すでにニュルでも頻繁に目撃、400VのHEVシステムを搭載するこのモデルはターボSEハイブリッドと呼ばれ、700psのシステム出力と25万ユーロ(約3450万円)の価格で、シリーズの新たなトップモデルとなるはずだ。

リポート=キムラ・オフィス report : Kimura Office

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