角地だから、大きなSUVでも車庫入れラクラク! お子さんの通学にもプライバシー保護にもぴったりなガレージハウス
今回ご紹介するYさんは、そもそもマンションの購入を考えていたそうだが、結局色々な要望を盛り込んでガレージハウスを建築したのだという。いまは、その選択によって得られた日々の生活に、高い満足感を覚えているガレージオーナーだ。ここまでに至った経緯を振り返りつつ、Y邸の見どころを探っていこう。
上京して学生時代から生活をしている、馴染みのあるエリアに住んでいたYさん。家の購入を考え始めたが、お子さんたちが通う学校を変えることを避けたかったこともあり、以前住んでいた家の近場で物件を探し始めた。
分譲マンションを念頭に調べていたが、偶然ネットで良さげな土地を発見し、実際に現地を確認しに行ったという。駅や商店街からも近く、すぐに気に入ったというYさんは、土地を購入することに。次はいよいよ家づくりとなった。
しかし、物件を購入した不動産屋から紹介してもらったハウスメーカーが提示してきたプランはどれもいまいちピンとくるものがなく、どうしようか悩んでいたとき、知人がガレージハウスを建てた設計士を紹介してもらうことになった。それが『GarageLife』のオフィシャルディーラーでもある「エムズワークス一級建築士事務所」の松永さんだった。
【写真20枚】角地で、クルマの出し入れもラクラク
「松永さんに一度土地を見ていただいてプランを描いてもらったのですが、想像していた以上に素敵なガレージハウスができることがわかり、そのままお願いしました」とYさん。「文化シヤッター」製のガレージドアが開くと、レンジローバー・ヴェラールが姿を現した。大きな体躯のSUVであるにも関わらず、悠々と収まっている。
当初はもっとガレージスペースを広くするプランだったそうだが、1階のほかの部屋との兼ね合いもあり、若干縮小。その代わりに、ガレージ前方と後方2か所から居住スペースと行き来できる扉を設け、動線をに余裕を持たせた。
そして、元々プロスポーツ選手だったYさんが最初にオーダーしたのは、トレーニングルームだった。その部屋は地下室として設けられた。RCで強固に作られたトレーニングルームはシェルター代わりにもなりそうなものだ。
さらにもう一点お願いしたというのが、テラスの設置。住まいのルーフ部分に作られたテラスはリゾート感満点で、そこが都心であることを忘れさせてくれる開放感がある。
地下室からルーフテラスまでは、ダイニングとキッチン、リビングをスキップフロアで繋げて、レイアウトされている。スキップフロアとすることで閉塞感がなく、床面積を効率的に生み出し、足を踏み入れた人を惹きつけるドラマティックな空間とすることができている。
「使い勝手がよく素敵な家であり、トレーニングやバーベキューなどもできるので、外に出かける機会が減りましたよ」と、Yさんは満足そうに話してくれた。
◆Planning Data
施 主:Yさん
家 族:ご夫婦、長男、長女、次男
所在地:東京都
竣 工:2020年9月
構 造:木造在来工法
外装仕上げ/内装仕上げ:吹付け塗装、ジョリパッド/クロス
愛 車:2018年式 レンジローバー・ヴェラール
◆Comment from a Builder:エムズワークス一級建築士事務所 松永 基さん
プライバシーと解放感。Y邸の構想にあたって、最初に考えたことです。当初の要望では中庭がほしいということでした。ところが詳しく話してみると、中庭ではなく、プライバシーの守れる解放感がほしいとのことでした。
そこで考えたのが、屋上デッキと一体となった空間です。屋上デッキとリビングの関係性を高め、プライバシーを守りながら開放感を得るという手法です。
完成した家はその通りの使い方が出来ました。屋上デッキで遊ぶ子供をリンビングから眺める。屋上デッキからの光がリンビングに注がれる。豊かな空間となりました。
設計:エムズワークス一級建築士事務所 横浜市中区海岸通4-24 万国橋SOKO301-B
Phone: 045-680-5339 https://www.msworks-arch.jp/
施工:株式会社アスカハウジング 横浜市戸塚区上矢部町556
Phone:045-810-3850 http://askahousing.co.jp/