かつての米軍基地の街に立つ、ジムニーとフォード・ファルコンが似合う隠れ家ガレージ【ガレージライフ】

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将来のライフプランを見据えて友人に設計を依頼した、楽しみながら建てたガレージハウス

かつてアメリカの米軍基地があり、今なおそんな時代の香りを残す神奈川県横浜市の本牧。1970年代には、米軍基地の人々が乗るアメリカ車が、本牧通りを当たり前のように往来していたという。そんな横浜市元町に、1986年に創業した「MOONEYES」。アメリカのホットロッド文化を日本に持ち込み、ライフスタイルとして根付かせたブランドだ。現在は本牧に本社機能を移し、カフェとショップを展開している。

ここで紹介するOさんは、同社で通信販売のマネージャーとして勤務。プライベートでは自慢の愛車とともにガレージライフを満喫しているということで、さっそくお宅に伺ってみた。

【写真7枚】ガレージ横にコレクションルームも備える、本格秘密基地ガレージ! 

土地探しは約1年、30箇所以上を比較して決定
Oさんの奥さんは、今から12年前に1962年式フォード・ファルコンを購入。5年前にオールペイントをしたことから、クルマを傷めないようガレージハウスを建てよう、と決意したのだという。30か所もの土地を比較し、約1年の時間をかけて現在の土地を取得。

なにしろ愛車のフォード・ファルコンはボディサイズが大きいため、敷地が広くても前面道路が狭いとクルマの出し入れが不便であったり、場所がよくても価格が見合わなかったりと、なかなか苦労をしたのだそうだ。念願の土地を手に入れて設計を依頼したのは、小学校時代からの同級生「デザインポート」の遠藤氏で、ガレージハウスを建てたいと考えた数年前に偶然バーで再会したことから、デザインを依頼したのだという。

ガレージ、リビング、寝室というシンプルな間取り
奥さんは1人暮らしということもあり、リクエストは極めてシンプル。ファルコンを入れるガレージとリビング、そして主寝室があればいいという単純明快なプランニングであった。

イメージはシンプルな倉庫のようなデザインで、外壁にシルバーのガルバニウム鋼板、インテリアは部屋ごとに区別したクロスというもの。クロスは大抵の場合は、ホワイトを選びがちだが、奥さんのイメージはすでに、リビングにはグリーン、主寝室はレッド、共有スペースにはブルーという配色で、心が決まっていたのだそうだ。

ガレージはファルコンに対して、大きくドアが開閉できるように約4.6mもの横幅を設計。完成後は「MAC TOOLS」の工具箱や必要なアイテムを揃えていったという。ガレージ横に設けた倉庫は、オートパーツのストックルームにしようと考えていたが、気がついたらコレクションをディスプレイするスペースとなり、今では会社から帰宅すると必ず立ち寄り、クルマを眺めるスペースになっているという。屋外には普段の足として使うジムニーやオフロードバイクが停車してあり、そのラインナップからも奥さんの遊び心が伝わってくるようだ。


デッキでグリーンを増やすという楽しみも
2階のリビングから見渡せる広いデッキは、竣工後に設置したもので、その広さは約15平米。リビングからつながる部屋のようなスペースで開放感があり、アウトドア用のファニチャーを置けば、陽射しを浴びながらくつろぐのにちょうどよいのだそうだ。

クルマのオールペイントをきっかけに、ガレージハウスを建築した奥さん。将来のライフプランを考えつつ、友人に設計を依頼し、楽しみながら建築することができたということだが、今後は時間をかけてゆっくり自分でカスタマイズしていく予定とのこと。

クルマ、ガレージ以外にもデッキでグリーンの株分けをするなど、園芸の趣味も今後は増えそうということであった。

『ガレージのある家 vol.42』より転載

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2022/06/29 19:30

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