メルセデスベンツは現在、ハードコアAMG『GT 4ドアクーペ』ファミリーの改良新型を開発していると見られるが、その頂点に君臨するAMG『GT 73e 4ドアクーペ』(仮称)プロトタイプをカメラが捉えた。
AMG GT 4ドアクーペは、2018年3月のジュネーブモーターショーで初公開され、翌2019年に発売された。現在「AMG GT 43 4MATIC+」、「AMG GT 53 4MATIC+」、「AMG GT 63 4MATIC+」、「AMG GT 63S 4MATIC+」がラインアップされているが、新たに73eがハイエンドモデルとして設定されることになる。
同ブランドでは、3月に「GT 4ドアクーペ」に新たに「Eパフォーマンス」を搭載することを発表、プロトタイプを公開しているが、ニュルブルクリンク付近で捉えた開発車両も、センターにエアダクトを備えるよりアグレッシブなフロントバンパー、縦スラットが2本入ったコーナーエアインテーク、「V8BITURBO」の下に「E-PERFORMANCE」のバッジが見てとれる。公開されている公式写真では見られなかったが、スパイショットでは、助手席側テールライトの下に充電ポートを装備していることから、プラグインハイブリッドであることがわかる。
73eに関して公式発表はされていないが、先月公表されたEパフォーマンスは6.1kWhのバッテリーパックを積み、最大出力204hp、最大トルク300Nmを発揮する電気モーターをリアアスクルに搭載する。73e市販型では、システム合計で最高出力816ps、最大トルク1000Nm以上を発揮する4.0L V型8気筒+シングル電気モーターのPHEVで、0-100km/h加速は3秒以下というハイパフォーマンスが予想される。
73eのワールドプレミアは、今後数週間から数ヶ月以内と思われる。
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