【嶋田智之の月刊イタフラ】ありがとう、ジュリエッタ!!

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これが最後のスペチアーレ

日本では2012年から販売スタートしたアルファロメオの3代目ジュリエッタ。ついに本年いっぱいで販売が終了することになり、最後の限定車「ヴェローチェ・スペチアーレ」が登場しました。

ベースとなったのは240psのパワーを持つ現行ヴェローチェ。渋めなのに印象的な青メタ20台、ちょっと幻想的な白25台、不思議と鮮やかな黒20台という絶妙なカラバリで計65台のみ。それぞれ盾型グリルのフレームやサイドスカートなどがカーボン仕上げで、アクセントにはイエローがしらわれる。インテリアにもステアリングやレバーブーツなどがイエローでコーディネートされたスポーティな洒落モノ仕様。望外に快音を聴かせてくれるマレッリ製スポーツエキゾーストも備わります。いわばファイナルエディションのようなもの。価格は439万円とベースモデル+40万円ですが、ちょっとばかり特別な存在なのです。

ジュリエッタの後継モデルは計画になく、コンパクトSUVのトナーレが、ジュリエッタのポジションを担うことになるそうな。
確かにトナーレは楽しみだけど、ジュリエッタの軽快なハンドリングも素晴らしく楽しいのですよねぇ……。

ルボラン2021年4月号より転載

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