モダンでクリーン! ジャガー・ランドローバーが新グローバル戦略を発表

H.Tanaka
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ジャガーはピュアEVブランドに! ランドローバーも今後5年でピュアEVを6モデル投入

ジャガー・ランドローバーは、新グローバル戦略である「Reimagine」を発表。英国2つのブランドを通じ、デザインによるモダン・ラグジュアリーの未来を再構築していくことを表明した。真のサステナビリティ(持続可能性)を掲げ、ジャガー・ランドローバーは世界で最も目の肥えたユーザーに世界で最も魅力的なラグジュアリーカーおよびサービスをいち早く提供するクリエーターになることを目指すという。この戦略は、ラグジュアリー・ビジネスの環境、社会、地域コミュニティにインパクトを与える新たなベンチマークを作り出すために設計された。

ジャガー・ランドローバーの最高経営責任者(CEO)である、ティエリー・ボロレ氏は次のように述べている。

「ジャガー・ランドローバーは世界の自動車業界において極めてユニークな存在です。他に類を見ないモデルのデザイン、顧客の将来のラグジュアリー・ニーズに対する並外れえた理解、感性に訴えかけるブランド価値、英国の精神、そして、タタ・グループの傘下であることで、テクノロジーとサステナビリティの分野において世界をリードする各社との連携ができるという優位性を持ち合わせています。私たちはこれらの要素を活かして、これからのビジネス、ジャガーとランドローバーという2つのブランド、そしてカスタマー・エクスペリエンスを再構築していきます。この『Reimagine』戦略により、かつてないほどに独自性を強化し際立たせることができます。それと同時に、当社を取り巻く世界に対し、よりサステナブルでポジティブなインパクトを与えることもできるのです」

「Reimagine」戦略の中核となるのは、ジャガーとランドローバーの両ブランドの電動化。独自のパーソナリティを明確に持った、別々のアーキテクチャーを採用することになる。

ランドローバーは、クルマとドライバーはアドベンチャー(冒険)によって結びつくと考えており、新境地を切り開いて新たな挑戦に立ち向かい、期待以上を求め、「さらなる高み」を目指す人々をサポート。また「レンジローバー」、「ディスカバリー」、「ディフェンダー」の3つのファミリーを通じ、今後5年間で6種類のピュアEV(電気自動車)を導入。最初のピュアEVモデルは、2024年に登場する予定となっている。

一方、ジャガーは2020年代半ばまでにブランド再生を実行。ピュアEVのラグジュアリー・ブランドとして生まれ変わる。なお、今後発売するべく開発を進めていた「XJ」後継モデルは、ラインアップには含まれず、今後ジャガー・ブランドは独自の方向性を追求していく。

ジャガー・ランドローバーは、2030年までにそれぞれのブランドでピュアEVを投入。ジャガーでは100%、ランドローバーでは約60%にテールパイプのない(排気ガスの出ない)パワートレインを搭載。また、クリーンな燃料電池車の開発も進めており今後1年以内にプロトタイプが英国に到着するという。

Reimagine戦略では、プラットフォームとモデルの数を統合することで、効率的な規模と品質の新たなベンチマークのスタンダードを確立。その一方、ジャガー・ランドローバーは英国市場および世界各地の工場や組み立て施設を維持し、英国ウェストミッドランド州ソリハルはランドローバーのMLAアーキテクチャーの製造元であると同時に、ジャガーのピュアEVのプラットフォーム製造拠点にもなる予定だ。

また、2008年よりジャガー・ランドローバーはインドのタタ・モーターズ傘下となっているが、タタ・グループ各社と緊密に連携して知識共有を深めサステナビリティを強化。排出ガス量を削減すると同時に次世代テクノロジー、データ、ソフトウェア開発のリーダーシップにおけるベストプラクティスを共有していく。ボロレCEOは次のように続けた。

「私たちのグループ内には、非常に多くのリソースが揃っており、他に類を見ない機会に恵まれています。他社の場合、外部パートナーとの提携に頼らざるを得ませんが、当社はグループ内企業とスムーズに協業できるため、自信とスピード感を持って前進することができます」

一方、タタ・モーターズの筆頭株主であるタタ・サンズ、タタ・モーターズおよびジャガー・ランドローバーの会長であるN.チャンドラセカラン氏は次のように述べた。

「『Reimagine』戦略によって、タタ・グループのビジョンやサステナビリティにおける優先事項との調和を図りながら、ジャガー・ランドローバーは目標の達成に向けて大きく加速します。同時にジャガーはその可能性を示し、ランドローバーは時代を超越した魅力をより一層強化し、両ブランドがお客様や社会、そして地球にとって責任ある企業の象徴となれるよう支援していきます」

そしてボロレCEOは最後にこう締めくくった。

「人を中心に据えた企業として、ジャガー・ランドローバーは単にモダン・ラグジュアリーを再定義するだけでなく、ジャガーとランドローバー、それぞれのブランドを再定義するという明確な目標を掲げ、スピード感を持って前進していきます。ブランドは、感性に訴えかけるユニークなデザイン、いうなれば芸術作品のようなものです。すべてのモデルにコネクテッド・テクノロジーや責任ある素材を備えることで、オーナーシップの新たなスタンダードを確立します。私たちは、デザインによって新たなモダン・ラグジュアリーを再構築していくのです」

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