GMがピュアEVの投入計画を公表

全ての画像を見る

2020年代半ばまでに30車種を投入。アルティウムバッテリーをフル活用

CO2削減に後ろ向きなトランプ大統領の政策がクローズアップされてきたことで、電動化からは一番遠いように見える米国の自動車産業だが、実際にはそうでもないようだ。最大手のゼネラルモーターズ(GM)は2020年代の半ばまでに30車種の電気自動車(ピュアEV)をグローバル市場に投入し、さらにメインマーケットの米国においてもラインナップの4割を同社独自のアルティウムバッテリー搭載車にすると宣言。EV投入に向けた積極姿勢を強めている。

独自開発したバッテリー「アルティウム」を搭載して高い柔軟性を備えたのが、第3世代となるEV プラットフォームだ。

さらにGMは自動運転車を含むEV開発の投資額を、新型コロナウイルス流行前の200億ドルから270億ドルへと増額。GMCハマーEVとキャデラック・リリックの発売を前倒しし、シボレー、ビュイックはもちろんハイパフォーマンスカーにもEVをラインナップしていく構えだ。そのベースとなるアルティウム・プラットフォームの中核をなすバッテリーも、次世代モデル用はコストを低減させながらもエネルギー密度を2倍にできるとしており、2020年代半ばには実用化できるとしている。
大排気量ピックアップトラックやSUVの人気がまだまだ高い米国において、このGMの方向性がどこまで受け入れられるのか未知数の部分もあるが、バイデン大統領となって米国の政策がCO2削減方向へ転換していけば追い風となる。野心的ともいえるGMのEV推進策が吉と出るのか、2021年以降も目が離せない状況が続くことになりそうだ。

ルボラン2021年2月号より転載

■関連記事

田畑修
AUTHOR
2021/01/20 07:00

関連記事

愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?

複数社を比較して、最高値で売却しよう!

車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。

手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!

一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業不特定多数の業者からの大量電話をなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!

【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>

注目の記事

「ル・ボランCARSMEET」 公式SNS
フォローして最新情報をゲット!