【嶋田智之の月刊イタフラ】洒落者、アバルト595スコルピオーネオーロ

ABARTH 595 Scorpioneoro
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アバルトのもうひとつの貌

モータースポーツや走りのイメージが強いアバルトですが、実は違った側面も。それはデザインやカラーへのこだわりが半端じゃないこと。例えば1950年~1960年代のアバルトのポスターなどは、ハッとさせられるほどセンスがいい。カルロ・アバルト自身もお洒落でしたから、もうひとつの伝統ですね。その洒落者ぶりから誕生した限定車が、この595スコルピオーネオーロ。“金のサソリ”という名称通り、黒ボディにゴールドがあしらわれています。

ABARTH 595 Scorpioneoro

ABARTH 595 Scorpioneoro

写真だと少しギラついて見えるけど、実車はかなりシックでエレガント。実は同じような装いのアウトビアンキA112アバルト“タルガオーロ”が、1979年に世界限定150台で発売されてるのです。アバルトがフィアットとジョイントして初めて開発したのがA112アバルトだから、そのオマージュかも。

ABARTH 595 Scorpioneoro

ABARTH 595 Scorpioneoro

ルーフが黒系の濃淡でチェッカーになってたりシートの柄が凝ってたり、見どころたくさん。ベースはツーリズモで右ハンも左ハンもあればMTも2ペダルもあります。価格は368万円から。ぜひショールームへ!

ルボラン2021年1月号より転載

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