日本でもアリ? 「アウディSQ5」にV6ディーゼル仕様が追加!

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341ps/700Nmを発する3L V6ディーゼルターボを採用したマイルドハイブリッドパワートレインを搭載

11月12日、アウディはミドルサイズSUVの高性能モデル「SQ5」に、ディーゼルエンジンの「TDI」を搭載した「SQ5 TDI」を追加設定したと発表した。このモデルはメキシコ工場で生産され、2021年の第1四半期よりドイツを含む欧州諸国で発売される予定。ドイツ市場での発売価格は6万8137.82ユーロ(約844万円)だ。

SQ5 TDIには、341ps/700Nmを発揮する3L V型6気筒ディーゼルターボエンジンに48V電気システムを組み合わせたマイルドハイブリッドパワートレインを搭載。トランスミッションは8速AT(ティプトロニック)で、0-100km/h加速を5.1秒でこなす加速性能が与えられている。ちなみに最高速は250km/hでリミッターが作動する。

48V電装システムは、BAS(ベルト・オルタネーター・スターター)やリチウムイオンバッテリー、電圧コンバーターで構成。減速時には最大で8kWの電力を回復するほか、最大で40秒間の惰性走行が可能だ。

駆動方式は「クワトロ」システムによる4輪駆動。前後トルク配分は40:60で、走行状況に合わせて前輪に最大70%、後輪に最大85%が配分される。高速コーナリング中などは内側のホイールにブレーキがかかり、ハンドリング性能を向上させる。

サスペンションは「S」モデル専用となる「Sスポーツサスペンション」を搭載。車高は標準モデルのQ5より30mmローダウンするが、快適性とダイナミズムを巧みにバランスさせている仕立てだ。リヤアクスルにはオプションでスポーツディファレンシャルを搭載でき、その場合はスポーツドライビング時などで左右輪間をアクティブにトルク配分し、アンダーステアを大幅に低減できるほか、ドライビングダイナミクスをさらに向上させることができる。

エクステリアではSモデル専用デザインとなる8角形のシングルフレームグリルや、大きな開口部を持つフロントバンパーのサイドエアインレット、20インチアルミホイール(タイヤサイズは225/45R20)といったディテールがSモデルであることを主張。フロントに375mm径のディスクを採用するブレーキでは、Sのロゴを表示したブラックキャリパーが特徴的だ。

LED仕様が標準のヘッドライトは、オプションで自動ハイビーム機能とダイナミックターンシグナルを組み込むマトリクスLED仕様が設定されている。一方、リヤコンビネーションランプにはオプションでOLED仕様が設定され、注文時に3タイプのなかからシグネチャーデザインを選ぶことができる。

インテリアでは、エンボス加工されたSロゴを表示するスポーツシートや、専用デザインのステアリングホイールがSモデルを主張。インテリアトリムはツヤ消しのアルミニウムが用いられており、オプションで2種類のカーボン仕上げとピアノ仕上げが用意されている。

そのほか、10.1インチディスプレイを組み合わせる最新の「MIB 3」インフォテイメントシステムやコネクティッド技術、先進運転支援システムが積極的に導入され、完成度の高い1台に仕上げられている。

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