ホンダが二輪車用コネクテッドサービスを開始

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二輪車に車載器を搭載して動きを把握。まずは法人向けとしてスタート

昨年の東京モーターショーでホンダが電動バイク(ベンリィe:)でのコネクテッドサービス展開を明言していたが、それから約1年を経てベンリィe:に限らない二輪車用コネクテッドサービスを開始。四輪車用にすでに展開しているホンダ・フリートマネジメントと同じ名称で10月1日にスタートしたコネクテッドサービスは、スーパーカブやガソリンのベンリィ、ジャイロX(いずれもPGM‒FI採用車)なども対象とされ、法人のビジネスユーザー向けの展開ではあるが、専用の車載器を搭載することでサービスを受けられる。

利用料金はメール通知機能なども含めて月額1760円〜2200円/台とそれなりのコストアップ要因となるが、GPSを使ったリアルタイムの車両位置や走行ルートの情報、急加速や急減速の記録、特定エリアに近づいたときの通知などの要素が盛り込まれる。運行記録計(タコグラフ)と似た感じだが、位置情報も含めてより詳しく管理されてしまうことを考えると、従業員ライダーにとっては嬉しくない部分もあるかもしれない。一方で管理側にとっては省力化と安全運転管理にもつながるので、多くの二輪車を使う事業主には歓迎されそうだ。

カーナビを活用する四輪車用のコネクテッドサービスとはやや毛色が異なるが、スマートフォンとの連携でレジャーバイクにも使えるシステムへと進化する可能性もあるのかどうか。そのあたりのアナウンスも欲しいところだ。

ルボラン2020年12月号より転載

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