「ジャガーXE」がコネクティビティと環境性能を強化してグレードアップ

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2Lディーゼルのマイルドハイブリッド仕様を新たに設定

10月6日、ジャガー・ランドローバーは改良を受けた新型「ジャガーXE」を発表した。欧州では注文受け付けを開始しており、英国での販売価格は2万9635ポンド(約403万円)からとなっている。

このたびの改良は、マイルドハイブリッドを採用したパワートレインの設定や、最新のインフォテイメントシステムの導入を含むインテリアデザインの変更がおもなメニューとして挙げられる。

マイルドハイブリッドテクノロジーは、2L直列4気筒ディーゼルターボ「インジニウム」エンジンに採用。48V電装システムを組み合わせることで、204ps/430Nmのスペックを原動力に0-100km/h加速を6.9秒でこなす加速性能を実現する一方で、燃費は最高で20.8km/L(WLTPサイクル)をマーク。二酸化炭素排出量は127g/kmと、環境性能も高められている。

新型XEにはこのほか、250ps/365Nmまたは300ps/400Nmの2種類の2L直列4気筒ガソリンターボエンジンを設定。ディーゼルのマイルドハイブリッド仕様を含めて、トランスミッションはすべて8速ATとなる。駆動方式は全機種にAWDが設定されるほか、ディーゼルのマイルドハイブリッド仕様と250psガソリンターボ仕様ではFRも用意されている。

10インチと5.5インチのタッチスクリーンを組み合わせる最新のインフォテイメントシステム「Pivi Pro」の搭載により、インパネのデザインは従来から大きく様変わりした。下部に配置される5.5インチタッチスクリーンにはふたつの多機能LEDロータリーコントローラーを組み合わせ、直感的な操作を可能にする。

「Pivi Pro」インフォテイメントシステムでは、Apple CarPlayに対応しているほか、Bluetoothを介して2台の携帯電話に同時に接続することができる。販売市場によってはAndroid Autoなどにも対応している。コネクテッド技術としてはこのほか、デュアルSIM機能の搭載によりパフォーマンスを損なうことなく複数の機能を同時に実行可能だ。なお、「Pivi Pro」は「SE」および「HSE」グレードに標準装備され、「S」にオプション設定される。

インテリアではこのほか、ステアリングホイールやシート、ドアアームレストなどのデザインも刷新。各部の素材にはソフトな触感と高級感が備わり快適性の高いキャビン空間を構築している。さらに空調には、アレルゲンや不快なニオイを除去するナノイー・テクノロジーを導入している点も新しい。

エクステリアデザインは、格子デザインのフロントグリルやダイナミックな開口部を持つフロントバンパーなどが採用されており、スポーティで洗練されたイメージが引き上げられた。リヤビューはボディのワイド感を強調するバンパーやエアロダイナミクス性能に寄与するトランク一体型スポイラーが特徴だ。グレードはS、SE、HSEが設定され、そのすべてでよりスポーティな仕立ての「R-ダイナミック」仕様を選ぶことができる。

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