EV航続距離が大幅アップ! アウディが新型「A3スポーツバック」にプラグインHVモデルをラインアップ

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新型「A3スポーツバック」に追加されたのは13.0kWhバッテリー搭載で最大78kmのEVモード航続距離を実現した「40 TFSI e」

9月29日、アウディは今年3月に発表した新型「A3スポーツバック」のラインアップに、プラグインハイブリッド仕様となる「40 TFSI e」を追加したと発表した。欧州では今秋より発売される予定で、ドイツでの価格は3万7470.92ユーロ(約465万円)から。

「40 TFSI e」には、150ps/250Nmを発揮する1.4L直列4気筒ガソリンターボエンジンと6速DCT(Sトロニック)に、80kW(約109ps)/330Nmを発するモーターを組み合わせ、システム総合で150kW(204ps)/350Nmを引き出す。0-100km/h加速は7.6秒、最高速は227km/hをマークする。

キャビン床下に搭載されるリチウムイオンバッテリーのエネルギー容量は13.0kWh。この容量は従来のプラグインハイブリッド車に搭載されたものより48%も多くなっている。これによりモーターだけによるゼロエミッション走行時の最大航続距離は78kmを実現。この値は従来モデルと比べて約20km上回るもので、普段使いのドライブにおいては、エンジンによる走行をほとんど必要としない。このいわゆるEVモードにおける最高速度は140km/hに届く。

「ハイブリッド」モードで走行する場合は、「バッテリーホールド」と「バッテリーチャージ」のふたつの特別なモードから選択できる。「ホールド」はバッテリーの残量を維持し、「チャージ」はできるだけ多くの電力がバッテリーに蓄えられる。

エンジンやトランスミッションなどのプロファイルを個別に設定できるアウディドライブセレクトは、もちろんこの40 TFSI eにも搭載され、パワートレインでダイナミックを選択すると最大10秒間のフルブーストが得られる一方で、アクセルペダルから足を戻す量に応じて減速力が発生。いわゆる「ワンペダルドライブ」が可能となる。

荷室容量は通常時280L、リヤの分割可倒式シートバックを倒した最大時は1100Lに広がる(純エンジン車の容量は380〜1200L)。なお、リヤゲートには足の動きに応じて開閉できるオートマチックテールが選べる。

そのほか、10.1インチタッチディスプレイを組み合わせる最新世代のインフォテイメントシステムや、多彩な機能を有する運転支援システム、ドアの施錠・解錠やエンジン始動がスマートフォンでできるなどのコネクトシステムといった、安心・安全・便利な技術は純エンジン車と同様に採用されている。

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