こんなスニーカーが欲しかった! エバーラスティングのレザーシューズ【Style in motion 054】

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2020/08/09 13:00

EVERLASTING SHOES

友人から都内にスニーカーのパターンオーダーのできる靴店があると聞き、訪ねたのはこの春のことだった。

周辺は学校や中小の会社が並び、まるで場違いな中にポツンとお店はあった。店名はエバーラスティング。グリーンの建物の1階が店舗で、 2、3階は工房や倉庫になっている。ここでデザインから製造、販売までを一貫して行なっているのだ。手がけている靴も、本格的なグッドイヤー製法をベースにした革靴やブーツ、スニーカーまで幅広い。

代表取締役の宮澤良太さんは、大手靴メーカーでパタンナーや生産管理を担当し、 2014年に起業した。クルマやバイクが好きで、もともとは機械製造に興味があったが、靴づくりの虜になった。でもそんな好奇心の振り幅があったからこそ生粋の靴職人とは違う、スニーカーのパターンオーダーのようなユニークな発想を実現できたのだと思う。
オーダーは、ベースのスニーカーに対して表革と裏革、金具の大小などを選ぶ。単純なようでいて意外にこれが難しい。何しろ革の種類は、色やシボの違いで100種以上あるからだ。こちらの好みを聞きながら、宮澤さんもさらに革見本を出してくれる。あれこれ選びながら悩むのが楽しい。

宮澤さんがエバーラスティングを始めたのも、ただ靴を選び、履くだけでなく、こうした世界に一足の自分だけの靴を作る楽しみを提案したかったからだそうだ。それは作り手である自身の喜びにもなる。当初は通販も考えたが、来店してもらい、本人と一緒に仕様を決めているのもそうした思いからだろう。
最初は興味半分だったが、即お願いすることにした。そして約6週間が経ち、でき上がったのが写真のスニーカーだ。
選んだのは、コードバン風の光沢と風合いを持ったガラス仕上げの革だ。焦げ茶とボルドーを合わせたような色合いに、裏にはグレーの馬革を合わせ、落ち着いた雰囲気も気に入っている。履き込むほどにいい味を出していくことだろう。たとえ底がすり減ってもソール交換ができるのもいいところだ。
こうして室内で原稿を書いているいまも履いている。こんなゴキゲンな気分で出かけられる日が来るのがますます待ち遠しい。

【Items】

SNEAKER 価格:25,000円+tax~

SADDLE 価格:40,000円+tax~

BOOTS 価格:48,000円+tax~

【Shop Data】

今回ご紹介するのは普遍的なデザインの7アイレットのレザースニーカー。日本人の足に合わせた木型を使い、しっとりとした馬革が足をソフトに包み込み、絶妙な履き心地を実現。中底には一般的に用いられる紙製ではなく、足馴染みのよい3mm厚の牛のヌメ革を使用。革は耐久性にも優れているため、オールソール交換も可能なのだという。表革は風合いと強度を兼ね備えた、オリジナルのオイルドベジタブルタンニンレザーを採用。その数およそ100種類! 製作期間はおよそ5週間、アッパー、ステッチ、シューレースなどを自由に組み合わせオリジナルのレザースニーカーを作り上げよう。スニーカー以外にもブーツやドレスシューズなども相談に乗ってくれるとか。まずは、お問い合わせを。

お問い合わせ
EVERLASTING

〒112-0001 東京都文京区白山4-35-12(緑色のビル)
TEL&FAX:03-6902-2434 OPEN:木~日の12:00-19:00(アポイントメント制)
https://eidaifactory3.wixsite.com/everlasting/

フォト=宮門秀行/H.Miyakado ルボラン2020年7月号より転載

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