100万マイルを走らせたオーナーが新たな相棒に選んだのは2020年モデルの最新型フロンティア
日産USAはこのほど、2007年式フロンティアのオーナーが約13年間で100万マイル(約160万km)の長い“旅”を経て、購入した米シカゴからほど近いクリスタルレイクにある日産ディーラー「M’Lady Nissan」に凱旋。さらに2020年式のフロンティアで、新たな旅に出たというユニークなストーリーを紹介した。
日産フロンティアは、海外向けに展開されているピックアップトラック。1997年にダットサントラックの北米仕様として登場し、現行モデルは2015年に登場した3代目を数える。
シカゴ在住のブライアン・マーフィー氏(62歳)は配送ドライバー。そのキャリアは45年を数えるベテランだ。当時49歳だった彼は2007年に新車のフロンティアを仕事の相棒にして以降、トータルで約5万時間をこのフロンティアとともに過ごした。
積算計は、地球から月に2往復できる100万マイルに達した。オドメーターは2020年1月27日に「999999(マイル)」を表示して以来そのままだ(100万マイルの桁が表示されないため)。
マーフィー氏と同年齢層の米国男性は、1年間で平均1万5859マイル(約2万6000km)をドライブする統計が出ているが、彼の場合は年平均7万7000マイル(約12万4000km)走行するというから、彼がいかに長い時間ドライブしているかがわかる。ちなみに彼は、2007年にフロンティアを相棒にしてから一度も交通違反を犯したことがない優良ドライバーだというから驚くほかない。
彼のフロンティアは4気筒エンジンと5速MTを搭載した2WD仕様だったのだが、100万マイルに達するまで、クラッチを初めて交換したのが80万1000マイル(約129万km)のとき。そのほか、70万マイル(約113万km)のときに予防としてタイミングチェーンを交換したという。ラジエーターとオルタネーターはいずれも約45万マイル(約72万km)もったという。エンジンオイルは1万マイル(1万6000km)ごとに交換したとのこと。
そんなマーフィー氏はこのたび、13年間連れ添ったフロンティアを手放すために、購入したディーラー「M’Lady Nissan」に凱旋。次なる相棒として彼が選んだのは2020年式のフロンティア。今度は3.8L V型6気筒エンジンと9速ATを搭載する4×4仕様で、彼にとっては大幅なアップグレードとなる。
マーフィー氏は新しいフロンティアと対面し、「まったく新しいフロンティア、そして新しいパワートレインを体験するのが待ちきれません。この2020年式のフロンティアは、私が13年ともにした2007年式と同様に、高い耐久性をもたらしてくれることでしょう」とコメントしている。