「エクスパンダ―」とともにタイ、フィリピンではベストセラーに

三菱自動車は、クロスオーバーMPVの「エクスパンダー・クロス」の販売地域をベトナム市場にまで拡大した。

エクスパンダー・クロスは、アセアン諸国で好評を得ている小型MPVの「エクスパンダー」をベースとしたクロスオーバーモデル。2019年11月にインドネシアで発売され、2020年3月にはフィリピン、タイへと販路を拡大している。

エクスパンダ―・クロスのベトナム市場投入は今回で4カ国目で。2017年にインドネシアでエクスパンダーを発売開始して以来、エクスパンダー・クロスを含むシリーズ合計の販売台数は2020年6月末時点で26万台に到達。2019年度にはタイ、フィリピン、ベトナムにおいてクラスNo.1の販売実績を残している。

エクスパンダー・クロスは、SUVが強みの三菱の作らしさが際立っている。エクスパンダーのMPVらしい使い勝手の良さや広い室内空間、快適な乗り心地に加えSUVとしての力強い走りとクラストップの最低地上高225mmがもたらす高い走破性が両立されている。

三菱自動車のCo-COOである矢田部陽一郎氏は、今回の決定について以下のようにコメントしている。

「力強いデザインや実用性を求めるベトナムのお客様の幅広いニーズにお応えするべく、エクスパンダー・クロスを投入いたしました。ベトナムは、当社のアセアン地域における成長戦略を支える重要な市場です。生産事業とあわせ、引き続きベトナムの経済発展に貢献していきたいと考えています」

なお、ベトナム市場ではすでにエクスパンダーが2018年10月より販売中。同国での販売実績は、2020年6月まででおよそ2万7000台に達しているという。