詳細なバリエーションも明らかに! 新型「メルセデス・ベンツGLA」続報

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スタンダードモデルはガソリン仕様3タイプ、ディーゼル仕様4タイプを設定。4マチック車は「オフロードエンジニアリングパッケージ」を標準装備

ダイムラーはこのほど、昨年12月に発表した新型「メルセデス・ベンツGLA」を、欧州を皮切りに市場導入すると発表。展開されるモデルバリーエションをはじめとする詳細を明らかにした。

GLA250 4マチック

フルモデルチェンジを受けて2代目となった新型「GLA」、その概要については本サイトでもすでにお伝え済みの過去の記事(スタンダードモデル&AMG GLA35AMG GLA45)でご確認いただくとして、ここでは設定されるグレードを中心に紹介していこう。

GLA250/GLA250 4マチックには225ps/350Nmを発揮するM260型2L直列4気筒ガソリンターボを搭載。

スタンダードモデルにおけるガソリンエンジン車は3タイプを設定。163ps/250Nmを発揮するM282型1.3L直列4気筒ターボの「GLA200」と、225ps/350Nmを発するM260型2L直列4気筒ターボを積む「GLA250」とその4輪駆動車「GLA250 4マチック」だ。GLA200には7速DCT(7G-DCT)を、GLA250/GLA250 4マチックには8速DCT(8G-DCT)を組み合わせる。

欧州複合モードによる最高燃費は、GLA200が17.5km/L、GLA250が15.4km/L、GLA250 4マチックが14.5km/L。0-100km/h加速タイムは順に8.7秒、6.9秒、6.7秒で、最高速はGLA200が210km/h、GLA250/GLA250 4マチックが240km/hと発表されている。

GLA220 d/GLA220 d 4マチックには190ps/400Nmを発揮するM654q型2L直列4気筒ディーゼルターボを搭載。

一方、ディーゼルエンジン車は「GLA200 d」と「GLA220 d」の2機種それぞれに前輪駆動車と四輪駆動車「4マチック」が設定された、4タイプをラインアップ。いずれもOM654q型の2L直列4気筒ターボとなるが、「GLA200 d/GLA200 d 4マチック」は150ps/320Nmを、「GLA220 d/GLA220 d 4マチック」は190ps/400Nmを発揮する。

欧州複合モード最高燃費はGLA200dが21.7km/L、GLA200 d 4マチックが20.4km/L、GLA220 dが21.3km/L、GLA220 d 4マチックが20.0km/L。0-100km/h加速タイムは順に8.6秒、8.9秒、7.4秒、7.3秒、最高速は順に208km/h、205km/h、217km/h、219km/hだ。

GLA220 d 4マチック

これらのスタンダード仕様7タイプに加えて、メルセデスAMG仕様となる「GLA35 4マチック」、「GLA45 4マチック」、「GLA45S 4マチック」が設定され、新型GLAは総勢10タイプのバリエーションで展開される。さらに今後は、2020年前半までにはハイブリッド仕様を、年末までにはピュアEV仕様「EQA」が追加される見通しだ。

GLA220 d 4マチック

このほか新型のトピックとして、4マチック車に標準装備される「オフロードエンジニアリングパッケージ」が挙げられる。DYNAMIC SELECT(ダイナミックセレクト)のスイッチ操作で切り替えられる走行モードは「スポーツ」、「コンフォート」、「エコ」、「オフロード」から選ぶことができるのだが、オフロードを選択すると夜間や暗い場所では最大50km/hまでの車速でマルチビームLEDヘッドライトのコーナリングライトが点灯し、照射範囲が広がる。

GLA250 4マチック

また、下り坂で2〜18km/hの範囲で車速を維持できる「ダウンヒルスピードレギュレーション」も搭載される。なお、オフロード走行時における運転状況はインパネのディスプレイにアニメーション表示され、路面の勾配による車両の傾斜角が把握しやすくなっている。

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