感動に優劣はなくどれだけ日常に寄り添うか。そんなより活動的なライフスタイルに応えるスピーカー【Style in motion 018】

2020/04/05 12:00

いよいよ春本番。なんだかアクティブに過ごしたくなる季節。そこで手軽に持ち運べて、様々なシーンで活躍してくれるアメリカ生まれのこんなスピーカーはいかが?

※この記事はル・ボラン2016年5月号からの転載です。掲載商品は現在販売していないものもあります。

ベースエッグ

先日、Hi-Fiオーディオの開発責任者に話を聞く機会があった。本人は作り手であると同時に、プロの音楽家でもある。その双方の視点からの音作りへの取り組みが興味深かった。

現場の技術者はまず理想の音を数値化し、そこに到達しようとする。だができ上がった音では満足できない。そこで演奏している音楽家や録音エンジニアはこの音にどのような思いを込めているか。聴き手に何を伝えようとしているかを解釈し、音作りに活かすという。数値以上にそうした人間の感性で仕上げることがより重要なのだそうだ。

それだけ音は人の気持ちに近く、楽しむシーンも多様化している。高級オーディオも、深夜のラジオからこぼれる音もいい。感動に優劣はなく、どれだけ日常に寄り添うか。そんなより活動的なライフスタイルに応えるスピーカーがベースエッグだ。

これは手持ちのスマホやコンピュータデバイスとBlutoothでつなぎ、音声をワイヤレスで再現する。同様の外部スピーカーはこれまでもあったが、最大の特徴はスピーカー自体を内蔵せず、独自の表面共振技術により、設置した場所を振動させてスピーカーコーンとして音を出すことだ。たとえばデスクや床などどこでもいい。置いたその場がスピーカーになって鳴り出すのである。

手にした時はかすかに鳴っているだけなのに、どこかに置くだけで音量がグッと上がる。その場所に触れれば、ズンズンと振動が伝わってくる。コンパクトにも関わらず、低音が大きいのもいい。

置く場所は通常のスピーカー同様、箱状のものが理想的だが、デッキチェアやベンチ、そしてサーフボードやクーラーボックスに置いても快適に楽しめる。試しにギターに置き、スラッキーギターの曲を鳴らしてみた。すると弦が振れ、まさにギターそのものが弾いているかのよう。まるで聴診器のようにいろいろな場所に置いてみたくなるし、かける曲との相性もあるだろう。スピーカーというよりもそれこそ楽器のようだ。

車内でも試してみたところ、平面でエンボス装飾などがなく密着する場所に向いているようだ。ただそれ以上に楽しいのが車外だ。ボンネットに置いたところ、クルマ全体がスピーカーのように鳴り出した。オートキャンプでも楽しめるし、愛車の走りだけでなく、音を楽しむというのも一興だ。

BASSEGG
ベースエッグは振動による表面共振を活かしたスピーカー。ベースエッグ自体はスピーカーコーンを持たないため、テーブルやデスク、サーフボード、スケートデッキ、ギター、クーラーボックス、クルマのボンネットに至るまで、設置したオブジェクトに直接振動を送り、様々な物をスピーカーに変えるのだ。高さ9.2cm、幅6cm、重量482gとコーヒーカップほどのコンパクトサイズながら、20wの出力を誇り、材質や形状により、音質や音量が大きく変化し、高音質な迫力あるサウンドを楽しむことができる。再充電可能なリチウムイオンバッテリーを搭載し、充電時間は90分(フル)で、最大10時間の再生が可能。カラーはマットブラック/ガンメタの2色展開。価格15,000円(税込)。ポップなEGG SHELLカラーカバーは8色展開。価格:1,800円(税込)

●問い合わせ先:BASSEGG TOKYO/TEL:03-6455-5356 http://bass-egg.jp/

フォト:小板直樹/ル・ボラン2016年5月号より転載

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