オートバイ製造に乗り出すKAWASAKIの歴史と、1964年誕生の85-J1から2018年モデルまでを網羅【新書紹介】

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Kawasaki La Storia

1878年に川崎正蔵によって設立された川崎重工業(現 川崎重工業モーターサイクル&エンジンカンパニー)。本書はこの川崎重工業を明治時代まで遡り、川崎築地造船所時代から現在までの歴史を記述した写真資料集である。

1953年に明発工業株式会社として晴れて分社化し、オートバイ製造業に乗り出す様子が特に細かく語られており、1964年に誕生した85-J1を皮切りに、H2R NinjaやZ900RSを含む2018年モデル(3輪バギー含む)まで、新旧生産車を広告写真と共にほぼ網羅している。更に簡潔なスペックデータや各車モデルコードに加え、同社独自のテクノロジー解説一覧やファクトリー・レーサー(A7RRからZX-10Rまで)やライダー、そしてリザルトも抜かりなく記載。

イタリア語ではあるが、資料の少ない同社を知る貴重な情報源として大いに役立つ作品といえるだろう。

Kawasaki La Storia
7,700円(税込)
著者など:Giovanni Iodice
出版社:Giorgio NADA Editore
ハードカバー/W270×H260/モノクロ・カラー/伊語/383p

情報提供:代官山蔦屋書店

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