コルサなど3モデルでスタート
日本国内でも評価が高まるプジョー、シトロエン、DSオートモビルらを統括するグループPSA傘下となった、ドイツのオペルオートモビルGmbHが2021年後半を目処に日本市場にカムバック。その「オペル」日本導入計画に関するプレスカンファレンスが東京港区のイベントスペースを会場に行われた。
発表会の冒頭には、グループPSAジャパン株式会社(2020年2月1日付けで名称変更)のアンジェロ・シモーネ代表取締役社長をはじめ、グループPSAインド・パシフィック地区統括部長のエマニュエル・ドゥレ氏、日本でオペルブランドのダイレクターを務めるベルトラム・クンツェ氏らが登壇して、同グループのグローバルでの好調ぶりと日本市場での著しい伸長に言及。GM傘下では欧州中心だったドイツブランドのオペルを、日本の成熟したマーケットに訴求していくことでさらなる高収益化を計画しているとのこと。
続いて、この日のために来日したオペルオートモビルCEO兼グループPSA取締役会役員のミヒャエル・ローシェラー氏が6世代目CORSA(コルサ/欧州名)をアンベール。人気MPVモデルのCOMBO LIFE(コンボ・ライフ)とCセグメントSUVであるGRANDLAND X(グランドランドX)と併せた3モデルを、同ブランドの「ブリッツ(稲妻)マーク」のごとく一気に日本市場へ投入し、ガソリン仕様のほか電動パワートレイン(BEVやPHEV) を用意して2021年後半から本格的な日本導入をスタートするとのこと。
また、グループPSAジャパンのバックアップで東京や横浜、名古屋、大阪、神戸といった主要都市でパートナーを探して販売ネットワークを充実させていくが、「当面は販売台数を稼ぐよりも顧客満足度を高めるなど、あるべき姿で収益を上げていきたい」ともコメント。
グローバル進出を軸にしたグループPSAの「PACE!」事業計画が順調に推移したことで、日本へのカムバックが実現するドイツの老舗ブランド。「今回は撤退しません!」という強い決意表明には大いに期待したい。
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