日本三叡山のひとつから望む神秘的な風景
磨崖仏をはじめ、数多くの仏教史跡が残る国東半島。その西寄りそびえる標高571mの西叡山は、京都の比叡山、東京の東叡山と並び、日本三叡山のひとつに数えられてきた。この西叡山の八合目に立つ高山寺周辺からは、両子山や屋山を始めとする国東半島の山々や周防灘の海を一望にできるだけでなく、秋から冬の初めにかけては雲海も発生。早起きして山に登れば、神秘的な風景と出会うことができる。西叡山山頂へは高山寺駐車場からの散策路もあり、こちらからの展望もお勧め。
雲海の向こうには国東半島の最高峰、標高721mの両子山(ふたごさん)、まるで屋根のような山容をした屋山などが浮かび上がる。
アクセスガイド
西叡山八合目の高山寺までは、東九州道・宇佐ICからだと国道10号、県道34号などを通って約24km、東九州道から分岐する日出バイパス日出ICからだと約28kmの道のり。
Data【Spot 85 高山寺】
雲海遭遇率 ★★
雲海の季節 秋~初冬
◎所在地/大分県豊後高田市
◎ルート/県道34号など
◎最高地点/標高643m
◎冬季閉鎖/なし
観光情報
豊後高田市商工観光課 TEL 0978-22-3100
文:佐々木 節/撮影:平島 格/写真提供:豊後高田市商工観光課
『雲海ドライブ&スポット』より転載。掲載データなどは2017年8月末時点のものです。実際におでかけの際は、事前に最新の情報をご確認ください。