フォルクスワーゲンがLAのミュージアムとコラボ! 電動化の未来をアピール

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「電気の未来を築く」展覧会が2022年9月まで開催中

米国ロサンゼルスにあるピーターソン自動車博物館では、2022年9月まで、「Building an electric Future(電気の未来を築く)」と題した展覧会が開催中だ。ここではフォルクスワーゲンが近未来未来モビリティについて開発を進めている各技術を知ることができる。

ピーターセン自動車博物館は、308のステンレススチールバンドで真っ赤な建物を覆う特徴的な外観が特徴。フォルクスワーゲンの新世代EVシリーズ「ID.」ファミリーのコンセプトグランドツアラーワゴン「ID.スペース・ビジョン」は、この博物館で公開された。

この展覧会では6つのテーマで構成されている。ひとつ目のテーマは「すべてのはじまり」。ここは米国におけるフォルクスワーゲンブランドの起源に迫り、空冷のビートルや「Bulli」トランスポーターといった1970年代の米国におけるフォルクスワーゲンのハイライトが紹介されている。とりわけ目を引くのが、印象的な2トーンボディを待とう「タイプ2」だ。

ふたつ目のテーマは「カリフォルニアの夢」。ビートルのあるビーチライフという当時の「カリフォルニアドリーム」精神が表現されており、ビートルをベースにしたオリジナルのビーチバギー「マンクス・バギー」が来場者を出迎える。

3つ目は「未来を形作る」。ここでは来場者を、モビリティの現在と未来のたびに誘い。フォルクスワーゲン「ID.」シリーズの開発の背景や設計プロセスを紹介。同社が提供した各コンセプトモデルのデザインスケッチや写真によって、同社の描く未来のモビリティを知ることができる。

4つ目は「“結婚”を祝う時間」。ここでは自動車の生産において非常に特別なプロセスであるシャシーとパワートレインが“結婚”する瞬間が表現されており、「ID.」シリーズに用いられている新世代EVプラットフォームである「MEB(モジュラー・エレクトリックドライブ・マトリックス)」が披露されている。

5つ目が「“グリーンファクトリー”を仮想的に没頭」。すでに生産がはじまっているコンパクトEV「ID.3」を含む「MEB」は、ドイツ・ツヴィカウにある同社の工場で製造されているが、来場者はこの工場の様子を、VRグラスを着けることによって製造プロセスの現場に入り込むことができる。

そして6つ目が「未来からのビジョン」。ここでは「ID.」ファミリーを中心に、フォルクスワーゲンの作る未来の自動車を展示。展示されている「ID.ビジョン」のスタディモデルは、自動運転に対応したラグジュアリーサロンをコンセプトとしたEV。そんなモデルが近い将来どのように見えるのかが示されている。

このほか「チャック・ウェグナー・ギャラリー」では、モータースポーツマシン「ID.R」を展示。このマシンは、680psを発するモーターを搭載した4輪駆動で、フォルクスワーゲン・モータースポーツが開発。2108年に開催された「パイクスピーク・ヒルクライムレース」を制している。

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