アウディがRSモデルの25周年を記念した“特別パッケージ”を発売

伝説の高性能ワゴン「RS2アバント」へのオマージュを表現したボディカラー、ノガロブルーを採用

12月13日、アウディは「アウディスポーツ」の手がけるトップパフォーマンスモデル「RS」シリーズに、RSモデルの誕生から25周年を記念した「アニバーサリー・パッケージ25イヤーズ・オブRS」を設定、欧州市場で受注を開始した。ドイツでのパッケージ価格は9350ユーロ〜1万4500ユーロ（約114万円〜177万円）だ。

「TT RSクーペ」、「RS4アバント」、「RS5クーペ」、「RS5スポーツバック」、「RS6アバント」、「RS7スポーツバック」の6モデルに設定されるこの特別パッケージは、1994年にポルシェの協力を得て315psを発する2.3L直列5気筒ターボエンジンを搭載した高性能ステーションワゴン「RS2アバント」の誕生から、25周年という節目を迎えたことを記念するもの。

内外装のカラーは、RS2アバントへのオマージュが表現されており、ボディカラーにはノガロブルーが、内装色にはコバルトブルーのステッチが施されたアルカンターラが採用されている。ちなみにボディカラーはカスタマーの要望に応じて、ミトスブラックやナルドグレー、グレイシアホワイトにすることも可能だ。

エクステリアではそのほか、前後バンパーやサイドスカートにマットアルミニウムのインサートが入るほか、ボディの前後に装着される4リングス・エンブレムやRSロゴ、リヤウイング（TT RSクーペ）はグロスブラックにペイント。ドアを開けると、「25」を添えるRS記念ロゴが路面に投影されるカーテシランプで乗員をキャビンへと迎えてくれる。このRS記念ロゴはホイールのセンター部分にも用いられている。

ブラック系を基調色としたインテリアでは、12時の位置にマーキングが施されたアルカンターラ巻きステアリングホイールやコバルトブルーのハニカムパターンステッチを備えたRSスポーツシートが特徴的。シート表皮はRS2アバントと同様に、ナッパレザーとアルカンターラの組み合わせだ。加えて、インテリアでは25周年記念エンブレムがドアトリムやシートバック、フロアマットにあしらわれる。