一般の人もレベル4の自動運転車両体験が可能に。2020年7-9月に実施予定。
技術アピールや限られた地域内での実証実験は何度か行なわれている自動運転車だが、実車に乗車した経験のある人はごく少数だろう。モーターショーなどでも、メディアは盛んに騒いでいるが本当に実用化が可能なのか、という声も聞かれた。
走行場所となったお台場は、交通量が多く渋滞も頻繁に起きやすいので、難易度の高い自動運転技術をアピールするのに打ってつけの場所と言えるだろう。
そんな非現実感を払拭すべく、トヨタ自動車が2020年7月-9月に東京で一般の人向けの自動運転車両の同乗試乗会を実施すると発表。米国の自動運転研究施設トヨタ ・ リサーチ ・ インスティテュート （TRI）で製作された、レクサスLS500hベースの自動運転実験車TRI-P4を使い、東京のお台場周辺の公道で同乗試乗を実施する。レベル4の自動運転車ゆえに走行のほとんどはクルマ側が制御するが、万一の事態に備えて運転席にはセーフティ・ドライバーが着座。交通法規を守りながら、自動運転を体験してもらおうというものだ。
事前登録をしたうえで同乗試乗に参加する形となり、その募集は追って行なわれるというが、7-9月といえば東京はオリンピックの真っ最中。世界が注目するなかで自動運転技術をアピールする形となり、オリンピックチケット並みの競争率も予想されるだけに、乗ってみたい人は情報を逃さないようにしっかりチェックしておく必要がありそうだ。
ル・ボラン2020年1月号より転載
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2019/12/10 07:00
| トヨタ , ニュース＆トピックス
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