東京モーターショーでの三菱の見どころはPHEVバギーと軽スーパーハイトワゴン!

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PHEVシステムには4モーター+ガスタービンエンジンを採用!

三菱自動車は、第46回東京モーターショー2019でスモールサイズの電動SUVコンセプトカーの「MI-TECH CONCEPT(マイテックコンセプト)」と軽コンセプトカー「スーパーハイト軽ワゴンコンセプト」をワールドプレミアした。

プレスカンファレンスでは、加藤隆雄CEOとグプタ・アシュワニCOOがスピーチ。電動車戦略と軽自動車に関して以下のように述べている。

「当社は電動化技術、特にPHEVを得意としており、これからもPHEVカテゴリーをリードすべく、さらなるバリエーションの拡充を推進するとともにアライアンスにおける多様な電動化技術を活用することで、電動車のラインナップを拡充します。具体的には 2022年までにミッドサイズSUV、コンパクトSUVにいずれかの電動化技術を採用した新型車を投入する計画です。今後軽自動車を含め電動化を進めていきます」

「今回提案する「スーパーハイト軽ワゴンコンセプト」は、激戦区であるスーパーハイトワゴン市場に、新世代軽自動車の第2弾の位置付けとして、本年度内の発売を計画しています」

マイテックコンセプトは、「光と風を感じながら大地を駆け抜ける電動SUV」をコンセプトとし、軽量・小型化した新しいPHEVシステム、4モーター方式の電動4WDシステム、先進の運転支援技術と予防安全技術をスモールサイズのSUVに凝縮。そのPHEVシステムには、発電エンジンとして従来のガソリンエンジンに比べて軽量・小型なガスタービンエンジンを採用。出力が大きく排出ガスがクリーンであることに加え、ガソリンだけでなく軽油、灯油、アルコールなどさまざまな燃料が使用可能。地域によって最適な燃料を選択可能とすることで、環境・エネルギー問題に対し柔軟に対応できる。

電動4WDシステムは、モーター2基で構成する「デュアルモーターAYC」を前輪と後輪それぞれに搭載した「クアッドモーター4WDシステム」と名付けた三菱独自技術の4モーター方式の4WDに、三菱が誇る車両運動統合制御システム「S-AWC」を適用。ブレーキキャリパーまで電動化することで、4輪すべてに最適な駆動力を伝達する。

デザイン面では、ダイナミックなバギータイプであることが目を引く。フロントフェイスには三菱のアイコンでもある「ダイナミックシールド」フロントデザインコンセプトを採用。ヘッドランプは横向きのT字型とした特徴的なデザインで、バンパー下部にはアルミ素材のスキッドプレートを両サイドに配してボディをガード、内側はエアインテークとなっている。

サイドでは大きく張り出したオーバーフェンダーと大径タイヤによって、SUVとしての力強さと機動力の高さと安定感を表現。切り出した面をサイドステップに利用することで、デザインと実用性の両立が図られた。リヤエンドは、大きく六角形に削り出した大胆な造形とし、SUVの持つ力強さが表現されている。

インテリアは、インスツルメントパネルを水平基調とし触った際にしっかりとした操作感をもたせた。フロントウインドーシールドには運転を支援する情報をグラフィカルに表示、一歩先まで安心して運転できるデザインとされている。

「スーパーハイト軽ワゴンコンセプト」は、広々とした居住空間を実現。同カテゴリーに求められる性能と機能を盛り込みながら、三菱らしいSUVテイストのデザインを採用。特にファミリーユースを想定して後席の居住空間を最大化させ、クラストップレベルのリヤドア開口部と後席足元空間により、ゆったりくつろげる空間としている。

フロントフェイスは三菱のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用。垂直に通したメッキバーと水平基調のグリルを組み合わせた。また、サイドビューは、ロングホイールベースを活かしたキャビンシルエットと、彫刻的で動きのあるキャラクターラインで力強さを表現。さらに、サイドシルガーニッシュとホイールアーチをブラックにし、SUV らしさを強調している。インテリアはブラウンを基調とし、オレンジの差し色を随所に入れることでシックでプレミアムな空間を演出する。シートは合成皮革とダイヤキルティングの組み合わせとし、上質感がアピールされている。

パワートレインは、高性能エンジンとCVTにより低速域から高速域までストレスなくキビキビとした走りを実現。また、高速道路同一車線運転支援技術「MI-PILOT(マイパイロット)」や衝突被害軽減ブレーキシステム、踏み間違い衝突防止アシストなど「サポカーSワイド」に該当する予防安全技術「e-Assist」を採用している。

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