新開発の1.8L水平対向直噴ターボエンジンを搭載
10月23日、スバルは10月25日から11月4日まで一般公開される「第46回 東京モーターショー2019」において、次期型「レヴォーグ」のプロトタイプを世界初公開した。
2020年後半に発売が予定されている新型レヴォーグ、開発陣が目指したのは、スバルを信頼するすべてのユーザーのために「クルマの本質である運転を、心から愉しめる未来をつくること」、「お客様の人生をもっと豊かにしていくパートナーであること」。そして「より遠くまで、より早く、より快適に、より安全に」というスバルが提唱し続ける“グランドツーリング思想”に基づき、時代の先を見据えた最先端の技術をすべて注ぎ込み、新世代スバルの象徴となるモデルとして開発したという。
プラットフォームは2016年に発表された5代目インプレッサから採用されている「SUBARUグローバルプラットフォーム」に、高剛性化に寄与する「インナーフレーム構造」を採用することで、同プラットフォームの大幅な進化を実現。意のままに操れる自在性と質感の高い走りを実現し、乗る人すべてが心から気持ち良いと思える運転の楽しさを提供する。
パワーユニットには第4世代となる新開発の1.8L 水平対向直噴ターボエンジンを搭載。リーン(希薄)燃焼技術を採用し、加速性能と環境性能を高い次元で両立。豊かなトルクによるストレスのない質感高い走りを実現。
デザインはスバルのフィロソフィーである「ダイナミック×ソリッド」を深化。それぞれのクルマが持つ価値をより大胆に際立たせる新デザインコンセプト「BOLDER」を採用。「意のままにクルマをコントロールする愉しさ」、そして「今まで経験したことのない新たなアクティビティに向かって大胆にチャレンジしてほしい」という気持ちがデザインに強く込められている。
アイサイトも新世代版に進化。広角化した新開発ステレオカメラと、前後合わせて4つのレーダーによる360度センシングによって、見通しの悪い交差点での出会い頭や右左折時まで、プリクラッシュブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)の作動範囲を拡大している。
新開発の「高精度マップ&ロケーター」も新型に採用される技術。GPSと準天頂衛星「みちびき」を介してロケーターが自車位置を正確に特定し、高精度マップで高速道路形状をクルマが把握することで、カーブ前減速や渋滞時のハンズオフ走行支援を実現した。
スバル国内初採用となるコネクティッドサービスも導入。“つながる安全”として、万が一の衝突事故時にクルマから自動で緊急通報を発信。オペレーターにより消防や警察に救援を要請するとともに協力病院とも連携することで、迅速な救命活動につなげる先進の救急自動通報システムを採用。また、ドライバーが体調不良に陥るなどの緊急時には、ボタンひとつでオペレーターにつながるSOSコール機能も搭載している。