最新の安全運転支援システムや対話型インフォテイメントシステム「MBUX」を搭載
10月3日、メルセデス・ベンツ日本は改良を受けた新型「メルセデス・ベンツGLC/GLCクーペ」の日本導入を発表し、同日より注文受付を開始した。
●新型「メルセデス・ベンツGLC」モデルラインナップ
・GLC220d 4マチック:690万円
・GLC300 4マチック:775万円
・メルセデスANMG GLC43 4マチック:948万円
・メルセデスAMG GLC63 4マチック+:1313万円
・メルセデスAMG GLC63 S 4マチック+:1487万円
●新型「メルセデス・ベンツGLCクーペ」モデルラインナップ
・GLC220d 4マチック クーペ:721万円
・GLC300 4マチック クーペ:807万円
・メルセデスANMG GLC43 4マチック クーペ:980万円
・メルセデスAMG GLC63 4マチック+クーペ:1344万円
・メルセデスAMG GLC63 S 4マチック+クーペ:1519万円
※車両価格は消費税10%込み
新型では内外装のデザインが一部変更された。エクステリアでは、メルセデス・ベンツのデザイン思想「センシュアル・ピュリティ(官能的純粋)」を具現化し、現代的なラグジュアリーが表現されている。一新された前後のライトやバンパー、フロントグリルは、新型を大きく特徴づけている。
インテリアでは、インパネに10.25インチの高精細ワイドディスプレイが装備され、先進的なイメージを高めている。ステアリングホイールは現行Sクラスと同じデザインの最新世代版を採用。上質かつスポーティなデザインとなっているほか、手を放さずにナビゲーションの操作や車両の設定などが行える、「タッチコントロールボタン」や、「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)」を設定するスイッチも備えており、操作性の向上にも寄与。また、カラーがゆっくりと変化し続ける「マルチカラーアニメーション」を搭載した「アンビエントライト(64 色)」が装備された。
新型A/Bクラスなどで採用されている対話インフォテイメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」の搭載もニュースだ。音声認識機能は「ハイ、メルセデス」と呼びかければ起動し、目的地入力、電話通話、音楽選択、メッセージ入力・読み上げ、気象情報といったインフォテイメント機能に加え、クライメートコントロール、各種ヒーター、照明など多様な便利機能に対応している。
コネクテッド機能としては、先進的テレマティクスサービス「Mercedes me connect」を設定。「24時間緊急通報サービス」などが最長10年間無償となる「安心安全サービス」、そしてスマートフォンからナビゲーションの目的地を遠隔操作できる「Send2Car」などが3年間無償となる「快適サービス」が用意されている。
安全運転支援システムは、新型SクラスやCクラスと同等となる、最新世代の機能を全車に標準装備。強化された機能として採用された「アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し/右折時対向車検知機能付き)」は、対向車線を横切って右折しようとするときに、対向車線を直進してくるクルマと衝突する危険がある場合、車速10km/h以内であれば自動ブレーキが作動する。
上記のモデルラインナップのとおり、日本仕様はGLC、GLCクーペ共に5グレードを展開。「220d 4マチック」には194ps/400Nmを発する2L直列4気筒ディーゼルターボを、「300 4マチック」には258ps/370Nmを発する2L直列4気筒ガソリンターボを搭載。いずれも9速ATを組み合わせ、滑らからで力強いパワーデリバリーと効率的な走りを実現している。
AMG仕様は3グレードを設定。「AMG 43 4マチック」には390ps/520Nmを発揮する3L V型6気筒ツインターボを搭載。「AMG 63/AMG 63 S」にはいずれも4L V型8気筒ツインターボが搭載され、AMG 63は476ps/650Nmを、AMG 63 Sは510ps/700Nmを引き出す。なお、AMG仕様は9速ATのトランスミッションや、4輪駆動システム「4マチック」、サスペンションシステムなどが専用となり、高出力エンジンと合わせて卓越したパフォーマンスを実現している。
10月3日にMercedes me Tokyoで行なわれた発表会の冒頭では、東京・日本橋で開催される「モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン 2019」に出演する石川周之介カルテットが演奏を披露。その後メルセデス・ベンツ日本 代表取締役兼CEOの上野金太郎氏が登壇し、プレゼンテーションを行った後、同社営業企画部 商品企画1課マネージャーの渡辺彬氏が車両の解説を行った。