カロッツェリア新型「サイバーナビ」はエンタメ機能が飛躍的に進化

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ドコモの高速データ通信に対応

パイオニアの最上級カーナビゲーションシステムであるカロッツェリア「サイバーナビ」が3年ぶりにフルモデルチェンジ。その発表会が2019年10月2日に東京千代田区のベルサール秋葉原を会場に開催された。

発表会の冒頭に登壇した、同社モビリティプロダクトカンパニーCEOの高島直人常務執行役員によれば、新型サイバーナビでは「コネクテッド」をテーマとして、昨今のWi-Fi通信環境の充実とIoTの目覚ましい進化によって、市販カーナビにはエンタテインメントの提供に開発の余地があると判断。これまでネックとなっていた大容量通信をNTTドコモとの協業によって解決できたとコメントした。

そして今回、車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect(ドコモ・インカーコネクト)」を、市販カーナビとしてはじめて「サイバーナビ」に適用した、NTTドコモ・コネクテッドカービジネス推進室長の深井秀一氏が登壇。

自身のサイバーナビでの車内エンタテインメント経験を交えながら、同社のLTE高速回線を活用した車内通信インフラで、Wi-Fi対応機器によって動画の視聴やオンラインゲームまでデータ量を気にせず使える楽しさを解説。1日500円からという利用期間別の料金体系に加え、新型サイバーナビ購入特典として、1万2000円相当となる「365日無料利用」も発表した。

パイオニア商品企画部の橋本岳樹氏によれば、新型サイバーナビでは、本体のハードキーを静電タイプのフラットキーに変更したことでデザインを完全フルフラット化。HDディスプレイにIPS方式とNORMALLY BLACKを採用してサイバー史上最高画質を実現するとともに、従来から定評あるサウンド面もハイレゾ音源のネイティブ再生はもちろん、通常音源の高音質ハイレゾ化にも対応。インターフェイスを刷新してドライブ当日の天候やハロウィン、Xマスといったイベントに応じて画面のアニメが変化する機能や、スマートループ情報を活用した提案型ナビ機能を充実させて「周辺おすすめスポット」といったインフォガジェットなどを満載したとのこと。

また、高速通信に対応してYouTubeなどをナビで直接再生できる「ストリーミングビデオ」、自宅に「Panasonic」「SHARP」TOSHIBA」といった主要メーカーの対応レコーダーをスマホの専用アプリでナビとペアリングして、地デジ、BS、CSも含めた録画番組をリモート視聴できる「レコーダーアクセス」。加えて、Amazon Fire tv stickを接続してPrimeVideoが試聴できる「アクセスポイントモード」を搭載。

今回発表したサイバーナビ「910シリーズ」8機種の DCモデルには、前述のdocomo in Car Connect用ネットワークスティックを標準で付属しているので、簡単な登録だけで車内を充実したエンタメ空間に進化させることができる。もちろん、ナビの地図データも自動でバージョンアップが可能だ。

「カーライフそのものを大きく革新させる」と自信を持ってリリースされたカロッツェリア新型サイバーナビは、LS(ラージサイズ)メインユニット4機種から200mmワイドメインユニット2機種、2Dメインユニット2機種のほか、国産ミニバンなど車種専用モデルをラインアップ(オープン価格/実勢価格17~24万円)している。

カロッツェリア「サイバーナビ」公式サイト
https://jpn.pioneer/ja/carrozzeria/carnavi/cybernavi/

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