プジョーがワイルドならこちらはポップ? シトロエンが個性派キャンパーのコンセプトを発表

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ポップアップルーフが備わるなど車中泊が可能

9月26日、PSASグループは9月28日から10月6日までパリで開催する欧州最大規模のRVショー「レジャービークルモーターショー」において、キャンピング仕様のコンセプトモデル「スペースツアラー・ザ・シトロエ二スト・コンセプト」を披露すると発表した。

ベースモデルはスライドドアを持つミニバンの「スペースツアラー」。日本には正規輸入されていないが、もともとは商用バンの「ジャンピー」から派生した乗用モデル。ボディの全長は4600mm、4950mm、5300mmの3種類を設定。キャビンは2-2-2レイアウトの6人乗りから、3-3-3の9人乗りまで用意されている。

このたび発表されたのは、キャンピングカーファンに向けた提案として、このスペースツアラーに車中泊を可能にする装備を付加したキャンピング仕様。欧州ではスペースツアラーやジャンピーを含むシトロエンのキャンピング部門が市場の11.7%を占めており、市場規模は地元フランスだけでなくドイツやイギリス、イタリアといった主要市場でも確かな成長が見られる。そんな背景が今回のコンセプトモデルの開発を後押ししている。

スペースツアラー・ザ・シトロエ二スト・コンセプトは、その名のとおり、シトロエンファンの愛着を「シトロエ二スト」と表現。ホワイトとブラックを組み合わせたボディやブラックのホイール、マートンレッドのアクセントがあしらわれた2トーングレーのシートなど、内外装のカラーリングは、このモデルのアイデンティティが示されている。

キャンピング仕様の開発にあたっては、パートナーシップを結んでいる「マートン・サイクリング」が協力。ボディにはポップアップルーフが備わるほか、リヤエンドには自転車が積載できるアタッチメントを装備。2名での車中泊ができるようになっている。ちなみに搭載されるエンジンは150psを発揮する2Lディーゼルターボの「BlueHDi」だ。

また、このコンセプトモデルに合わせてマートン・サイクリングは、専用自転車「ライダー・ザ・シトロエ二スト・バイ・マートン」を開発。このコンセプトカーのスタイルに合わせたデザインが採用されており、シトロエン・ライフスタイルのオンラインサイトで、950ユーロ(約11万2000円)で発売されている。

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