「マツダ・ロードスター」に乗れば直感する「人車一体」【世界の傑作車スケルトン図解】#28-1

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しっかり押さえた基本のポイント

ユーノスと名乗った26年前から、誰もが微笑みで迎えたロードスター。「そうだよ、スポーツカーって、こうだったんだよ」と思い出に寄り添って歓迎されたのが成功の素。20世紀に慈しんだ懐しい感覚を21世紀の技術で味わい直せるスポーツマンの友。

マツダ・ロードスター(4代目)

1:トップの直結化などローギアリングになったことの副産物として小型軽量化されたファイナルドライブ。トルセン式LSDを内蔵
2:モノコックでありながら独立したフレーム的にも踏ん張るハイマウントバックボーンフレーム
3:路面からの反力を利用した受動的トーコントロール機能を持つマルチリンク式リアサスペンション
4:全体の軽量化によって5本スタッドを4本に減らすことができたホイール。4本の方がハブ部の剛性を上げられることも多い
5:変速機とファイナルドライブを結ぶパワープラントフレーム
6:最新スカイアクティブ路線から生まれた1.5L直列4気筒DOHCエンジン
7:アルミ材の多用で軽量化されたバンパーレインフォースメント
8:使い慣れてきたインホイール・ダブルウィッシュボーンに、新たなジオメトリーを与えたフロントサスペンション
9:超高張力および超々高張力鋼板の使用範囲を大きく拡大したボディ。ボンネットなどはアルミ製
10:トップギアを直結とした6速MT、またはダイレクト感に富む6速ATを選択可能

マツダ・ロードスター

■生産年:初代1989~1997年/2代目1997~2005年/3代目2005~2015年/4代目2015年~
■生産台数:初代43万1506台/2代目29万123台/3代目23万1632台/4代目8413台(2015年6月まで)
■国籍:日本

Specification/MAZDA ROADSTER S
■全長×全幅×全高=3915×1735×1235mm
■ホイールベース=2310mm
■車両重量=990kg
■エンジン種類=水冷直列4気筒DOHC
■総排気量=1496cc
■最高出力=131ps(96kW)/7000rpm
■最大トルク=15.3kg-m(150Nm)/4800rpm
■トランスミッション=6速MT/6速AT
■サスペンション形式=前 Wウィッシュボーン、後 マルチリンク
■ブレーキ=前 ベンチレーテッドディスク、後 ディスク
■タイヤサイズ=195/50R16

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