通常とは違う2トーンボディとシックな内装を採用!
FCAジャパンは2019年9月20日(金)から23日(月・祝)の期間で、フィアットの120周年を祝福するイベント「FIAT GOLDEN HEART」を東京港区南青山のスパイラルガーデンを会場に開催。その開催前夜に行われたプレス向け発表会で、120周年を記念した限定車「フィアット500 120th Tuxedo(タキシード)」を披露した。
同社のポンタス・ヘグストロム社長によれば、これまでに200万台以上が生産されたフィアット500(チンクェチェント)は、2008年の日本導入から累計4万8000台以上をセールス、2014年に4650台を販売して同社の記録を更新するなど日本に深く根付いているモデルとのこと。
同社の歴史を象徴する初代500「トポリーノ」と並んで展示された500 120th Tuxedoは、3層パール塗装のアイスホワイトをベースにルーフとピラー、ドアミラーをブラックで仕上げた2トーンカラー。クロスメッシュの16インチホイールにブロンズカラーをアクセントで採り入れ、Bピラーに120周年記念バッジをあしらうなど、まさにフォーマルウェアの「タキシード」をイメージしたエレガントな仕立てだ。
インテリアおよび機能装備では、ブラックの専用インスツルメントパネルとTFTメータークラスター、ピンストライプの専用ファブリックシート、Beats Audio製プレミアムサラウンドシステム(500のみ)が与えられるほか、リアパーキングセンサーとガラスルーフ(500のみ)を標準で装備している。
「500 1.2Lounge」がベースの搭載パートレインは、1240cc直4SOHC(69ps/102Nm)にシーケンシャル5速ATのデュアロジックを組み合わせた前輪駆動。全国限定185台の「500 120th Tuxedo」は車両本体価格269万円(消費税10%)、ブラックの電動ソフトトップを備える「500C 120th Tuxedo」は全国限定100台で車両本体価格は289万円(消費税10%)。発表会当日の2019年9月19日からフィアット正規ディーラーで発売がスタートしている。
また、120周年記念のテーマ「FIAT GOLDEN HEART」にちなんだトークショーでは、同社マーケティング部のティツィアナ・アランプレセ本部長と清水良子広報部長が司会を務め、NPO法人「メイド・イン・ジャパン・プロジェクト」とのコラボによる、日本とイタリアのクロスカルチャーを目指した活動について述べるとともに、同プロジェクトに参加する金継ぎ作家の八木しげき氏と金継ぎにインスピレーションを受けたアート作品を創造する、イタリアの写真家マルコ・フェルリ氏をゲストに迎え、それぞれの創作活動について興味深いトークを繰り広げた。