伝統のモデルが復活! ランドローバーが新型「ディフェンダー」を発表

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すでに日本仕様もホームページで公開済み!

ランドローバーはフランクフルト・モーターショーで新型「ディフェンダー」をワールドプレミア。全世界に向けて生中継した。その際、新型ディフェンダーは42度の傾斜を駆け下りるダイナミックなパフォーマンスを披露、会場を沸かせている。

新型は、ロングライフを誇った先代の特徴的なシルエットを継承。ひと目でディフェンダーとわかる目的を持ったデザインと、心躍るようなエンジニアリングを搭載している。「DEFENDER」という特徴的な名称、ボディ形状、そして卓越した走破能力を獲得し、さらにユーザーの好みに合わせたパーソナライズも可能としている点も最新モデルらしい。

新型は世界で最も高い走破能力と耐久性を有する4×4モデルとして、5ドアの「ディフェンダー110」を皮切りにショート・ホイールベースの「ディフェンダー90」、そして2020年には実用的な商用モデルが導入予定となっている。

新型は、短いフロントおよびリヤのオーバーハングが優れたアプローチ・アングル、ディパーチャー・アングルを実現。ひと目でディフェンダーとわかるシルエットを持つ。また、専用の直立フォルムをはじめルーフ後方に取り付けた「アルパインライト」ウインドー、横開きのリヤテールゲート、外付けスペアタイヤなど、初代の特徴を現代的なアレンジで取り入れ21世紀仕様の最新の4×4に仕上げられている。

初代のエッセンスはインテリアにも受け継がれている。通常は見えないように設計される構造物や装具をあえて露出、シンプルさと実用性が強調される。シフトレバーはダッシュボードに取り付けられ、オプションで追加できる「ジャンプシート」は初期の「ランドローバー」のような前席の3人掛けを可能にした。また、ディフェンダー110は5シート、6シート(「ジャンプシート」選択時)、5+2シートから選択でき、2列目シート後ろの収納容量は最大1075L、シートを倒した場合は2380Lまで拡張可能だ。一方、ディフェンダー90の全長はファミリー向けコンパクトハッチバックと同等としつつ、5人(「ジャンプシート」選択時は6人)まで乗車できる。

本格派オフローダーながら、ユーザーフレンドリーな機能としてラバーフローリングが採用されていることも注目のポイント。耐久性の高いラバー素材により、あらゆる汚れを簡単に落として清潔な車内を保つことができるほか、オプションのフォールディング・ファブリック・サンルーフを組み合わせれば停車時に立ち上がって独特な感覚が楽しめる(ディフェンダー110の2列目シート)。

ランドローバーが新たに極限環境向けに開発した「D7x」アーキテクチャーは、軽量アルミニウムのモノコック構造でランドローバー史上最も頑丈なボディを実現。従来のラダーフレーム構造と比較して、約3倍のねじり剛性を確保している。完全独立型のエアサスペンションまたはコイルサスペンションの理想的な基盤にもなり、最新の電動パワートレインを補完する。

駆動系はパーマネントAWD (全輪駆動)、ツインスピードATギアボックス、センターディファレンシャル、オプションのアクティブ・ロッキング・リヤディファレンシャルなどを採用。ディフェンダーを名乗るに相応しい、あらゆる環境で優れたパフォーマンスを発揮するために必要なすべての機能が備わる。新採用となるコンフィギュラブル・テレイン・レスポンスでは、オフロード経験が豊富なドライバーが状況に応じて細かな車両設定をすることが可能な上、初心者でもインテリジェント・オート機能を利用して地形に合わせたモードをシステムに検出させることができる。

新設計のボディ構造は、291mmの最低地上高(エア・サスペンション)と世界有数のオフロード・ジオメトリーを提供。アプローチアングル、ランプブレークオーバーアングル、ディパーチャーアングルはそれぞれ38度、28度、40度(オフロード走行時の高さ)を実現し、「テレイン・レスポンス2」の新たなウェイド・プログラムにより最大渡河水深は900mmを誇る。

また、乾いた路面では、フロント下180度の視覚を確保する「ClearSightグラウンドビュー」によって、前輪のすぐ前方エリアの映像を車内中央のタッチスクリーンに表示する。これらの機能により、新型ディフェンダーは走破能力を再定義し、険しいオフロードでの耐久性とオンロードでの快適性のレベルはさらに引き上げられている。

発売当初のパワーユニットは、高効率なMHEV(マイルド・ハイブリッド)テクノロジーを搭載した4気筒P300とパワフルな6気筒P400のガソリン仕様をラインアップ。このほかに4気筒ディーゼル・エンジンはD200とパワフルなD240も用意されるが、2020年にはプラグイン・ハイブリッドも追加予定だ。

なお、本格派のオフローダーとはいえ最新モデルらしくインフォテインメントシステムも充実している。新型ディフェンダーには、ジャガー・ランドローバー最新の「Pivi Pro」を初採用。次世代タッチスクリーンは直観的かつユーザーフレンドリーで、使用頻度の高いタスクを簡単に操作できる。

新型「ディフェンダー」公式サイト
https://www.landrover.co.jp/vehicles/defender/index.html

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H.Tanaka
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