リトラクタブルメタルトップと決別、次期型のルーフはソフトトップに?
メルセデス・ベンツの2ドアオープンスポーツ、「SL」の開発車両がカメラに捉えられた。ご覧のように、そのボディは「Eクラス・セダン」で艤装。この見るからに奇妙な開発車両は以前にも取り上げているが、今回のテスト車が当時とは微妙な変化も見受けられる。
極端に切り詰められたホイールベース、キャビン内のロールケージこそ変わっていないがフェンダートリムや運転席側ドアハンドルが微妙に異なり装着するナンバープレートも別。以前、キャッチした開発車両とは別の個体であることは間違いない。さらに付け加えるなら、以前の開発車両に装着されていた後部座席が今回の車両では確認できなかった。
メルセデスAMGを率いるトビアス・ムアース氏によれば、次期SLは「AMG GT」と平行して開発されており、「MSA(モジュラー・スポーツ・アーキテクチャ)」を組み合わせられる設定。開発時間や開発費が大幅に削減されているという。また、同氏は「次世代のSLははるかにスポーティで、クルーザーのようなダイナミックな快適性を持つ」と語っている。実際、先代から採用されているリトラクタブルメタルトップは廃止。次期型では電動ソフトトップに回帰するという最新情報が入っているほか、前回お伝えした2+2シーター化が撤回され2シーターを継承する可能性も残されているという。
最速で2021年というワールドプレミアの際にアナウンスされる搭載エンジンは、3L直列6気筒ガソリンターボと4L V8ツインターボの予定。また、その両方でプラグインハイブリッドとマイルドハイブリットが設定され電動化が強化される可能性も高いという。
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